千葉グルメを味わう

千葉初の地ウィスキー!
「房総ウィスキー」の魅力と美味しい飲み方

甘くフレッシュな「房総ウィスキー」を味わおう

皆さん、お酒は好きですか?

実は千葉県はクラフトビールや地酒が意外と豊富なスポットで、新進気鋭のユニークなお酒がしばしば話題を集めています。今回ご紹介するのは、千葉の地ウィスキー「房総ウィスキー」です。

房総ウィスキーとは

房総ウィスキーは、明治18年に創業した老舗の酒蔵である「須藤本家(すどうほんけ)」が2020年に販売を開始した千葉の地ウィスキーです。

君津市に酒蔵を構える須藤本家の酒は、平成の名水百選に選出された久留里の名水を使用して仕込んでいるのが特徴です。「久留里の生きた水」と呼ばれる名水は水質がよくミネラルが豊富で、この水を目的に県内各地から多くの人が集まるほど。

その名水をたっぷりと使った須藤本家の酒は全国的に高く評価されており、「天乃原(純米酒)」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞。長年の経験から培われた伝統技術、最新の設備、そして天然湧水で丹念に仕込まれる酒の数々は、今もファンを増やしています。

須藤本家が手掛ける千葉発の地ウィスキーは、長年の経験によって培われた蒸留技術を活かして丁寧に製造されています。

自社製モルトと英国産スコッチをブレンドした房総ウィスキーは誕生からまだまだ歴史が浅いですが、これから年数を経るごとに深みを増し、成熟した地ウィスキーへと成長していくでしょう。そんなスケールの大きい楽しみ方ができるのもウィスキーの魅力です。

房総ウィスキーの味と香り

房総ウィスキーは、甘くややスモーキーな香りが特徴です。樹液を感じさせるような野趣あふれるフレッシュさがあり、ピートの香りは控えめで爽やか。ウィスキー派、スコッチ派、どちらもほどよく楽しめる親しみやすい香りです。

口当たりも軽く滑らかで、すっきりと澄んでいます。そのため料理に合わせやすく、ペアリングはもちろん、炭酸水割りにして食前酒として楽しむこともできます。

樽熟成による香りがアクセントになっており、熟成されたそれというよりは、若々しさを感じる爽やかさが印象的。すっきりしているのにまろやかなので、ウィスキー初心者にも飲みやすい口当たりです。晩酌のお楽しみにはもちろん、ギフトとしても喜ばれるでしょう。

房総ウィスキーおすすめの飲み方

房総ウィスキーは、スコッチのインパクトとウィスキーの爽やかさの両方を同時に楽しめるウィスキーです。

特におすすめの飲み方をご紹介します。

ストレート

常温で保存しておいた房総ウィスキーをグラスに注ぎ、ストレートでそのまま楽しむ飲み方です。お酒が好きな方には房総ウィスキーの香りと口当たり、味わいを存分に楽しめる方法です。

食後の晩酌などでちびちび楽しむもよし、ショットグラスなどでグイッとのどごしを楽しむもよし。飲み方で印象が大きく変わるのが、ストレートの醍醐味です。暑い日などはウィスキーを冷凍庫に入れて冷やしておくと、とろとろののどごしを楽しめます。

※アルコール度数が40%程度のウィスキーの場合、-30℃程度が凍結温度といわれています。-18℃程度の家庭用冷凍庫でウィスキーが凍結する可能性は低いですが、凍結による瓶の破損などには十分にご注意ください。

オン・ザ・ロック

ウィスキーを氷で割る飲み方です。グラスに氷を入れ、そこに常温のウィスキーを注ぎます。溶けた氷でウィスキーが希釈されるため飲みやすく、チェイサーがいりません。ウィスキー初心者におすすめの飲み方です。

本格的なバーなどでは、オン・ザ・ロック用にこぶし大の氷をアイスピックで球状に成型して使います。家庭用冷凍庫の製氷機などで作る一般的な氷よりも表面積が少ないため、ウィスキーが急激に薄まりにくいというメリットがあります。

また、氷に手間をかけることで、まるで料理を味わうような特別感が生まれるのも楽しいですね。

ハイボール

ウィスキーを炭酸水で割って飲む方法です。砂糖が入っているサイダーではなく、甘く味つけされていない炭酸水・ソーダ水を使いましょう。

おいしいハイボールを作るには、ウィスキー1に炭酸4の黄金比を守るのが秘訣。ウィスキーも炭酸水もあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくといっそうおいしく楽しめます。

氷を使う場合、最初にグラスに氷を入れ、そこにウィスキーを注ぎましょう。最後に炭酸水を注ぎますが、この際に炭酸水を氷にあてないようにし、グラスの縁からていねいに注ぐのがポイント。そうすることで氷が解けて炭酸が薄まるのを防げます。炭酸ガスの刺激が好きな人は、強炭酸水を使うのもおすすめです。

まとめ

房総ウィスキーは、ウィスキー初心者から上級者まで楽しめるウィスキーです。明治に創業した老舗の酒蔵、須藤本家が新たに挑戦する、千葉で初めての地ウィスキー。地元千葉の文化を象徴する新たなシンボルとして、千葉県のウィスキー文化の立役者になってくれそうですね。

千葉で初めて誕生した記念すべき地ウィスキーを、この機会に味わってみませんか?

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