インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント

布団をスッキリしまえる押し入れ!
ポイントは無駄のない空間の使い方

しっかりした収納計画で空間をスマートに活用できる!

シリーズ4.心地よい生活のための収納計画(第5回)

このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。

本シリーズでは、新居で考えておきたい収納計画のポイントをプロに聞いていきます!

第5回は、「少量の布団の上手な収納方法」についてお聞きしました。

布団の量に合わせた収納計画と上手な収め方をご紹介!

最近では、家族はみんなベッドを使っていて、布団は来客用だけ、という家庭も多いのではないでしょうか。

来客用や季節外のものなど収納したい布団の数が少ない場合、押し入れのサイズは半間あれば十分です。ですが、半間の押し入れに布団を三つ折りにしてそのまま収納しようとすると、幅が足りずにうまく収まりません。

少量の布団を上手に収納する方法や、収納計画を立てる上でのポイントをご紹介します。

 布団をスッキリ収めるには空間を縦に使う!

こちらは鹿島住宅公園展示場の和室です。押し入れの空間をうまく活用するために、中段の位置を始めから高く設計し作っています。

来客用の布団などは不織布ケースを利用し、立てて収納するのがポイントです。便利な不織布ケースは、敷き布団や掛け布団、毛布などサイズに合わせて購入できます。

※参考
立てる布団ケース:幅70cm×奥行100cm×高さ20cm
掛け布団ケース:幅50cm×奥行70cm×高さ20cm

ウッドワンの押し入れは、すのこタイプの中段もあり、通気性も抜群です。

 無駄のない収納スペースで部屋の奥行きが広がる

押し入れの横は、壁の曲線が美しい床の間スペース。フチなしの和紙畳と相まって、スッキリとモダンな印象です。

この和室は4.5帖なのですが、押し入れ収納を半間に抑えた分空間の奥行きが増し、思った以上に広々とした気持ちのよい部屋になりました。

※参考
畳:ダイケン和紙畳(銀白)

収納はただ作ればいいというものではありません。新居での暮らしをもっと楽に、心地よいものにするために、持っているものの量やサイズに合わせた収納をしっかりと計画しましょう。


インテリア&収納のプロに学ぶ

暮らしのお役立ちポイント

収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。

株式会社アンジェ・リュクス代表取締役 森下純子

プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。

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