千葉グルメを味わう

実は牛肉の聖地!
あなたは千葉県産ブランド牛をいくつ知っていますか?

寒い冬のお楽しみ!千葉の銘柄牛で美味しいすき焼きを楽しもう

スーパーに正月飾りが並び始め、今年もいよいよ師走を迎えるところ。2020年も間もなく終わるんだなぁと、なんだかしみじみしてしまいますね。

さて、年末は家族そろって特別な食卓を囲むご家庭が多いのではないでしょうか。年末の定番料理といえばやっぱりすき焼きです。牛肉の国産ブランドにはさまざまな種類があり、いまや和牛は日本が誇る一大食文化。松阪牛や神戸牛、米沢牛など有名な銘柄牛がありますが、実は千葉県も日本屈指の和牛名産地であるのをご存知ですか?

今回は千葉県が誇る銘柄牛と、年末に向けたおいしいすき焼きレシピをご紹介します。



千葉県が誇る銘柄牛15選

和牛のブランドは、北は北海道、南は沖縄まで日本全国にさまざまな種類が生産されていますが、松坂牛で有名な三重県の銘柄牛が3~4種類程度なのに対し、千葉県には実は20種類近くもの銘柄が存在します。

今回ご紹介するのは、千葉県での銘柄牛の生産の管理や広報などを行う協議会「チバザビーフ」に登録されている15種類の千葉県産銘柄牛です。

かずさ和牛
味の決め手となる脂質にこだわって生産されており、柔らかい肉質と美しいサシが特徴的な銘柄です。すき焼きはもちろん、焼肉やしゃぶしゃぶ、ステーキにも向いています。

みやざわ和牛
飼料給与マニュアルで管理を徹底し、繁殖から肥育仕上げまでていねいに行って生産されている銘柄です。きめ細かで上質な和牛を手頃な価格で楽しめるのが特徴です。

ナイスビーフ
肉用牛枝肉研究会で最優秀賞を獲得するなど、数々のコンクールでの受賞実績がある銘柄です。飼料の給与マニュアルにより育てることで、品質に安定感があるのが特徴です。

しあわせ満天牛
和牛の特徴である「サシ(脂質)のおいしさ、美しさ」を求め、血統や飼養、衛生環境や牛のストレスなど徹底した管理にこだわって生産されている銘柄です。牛肉を食べて幸せな気持ちになってほしいという願いを込め、しあわせ満天牛と名づけられました。

しあわせ絆牛
純植物性原料を使用した独自の給餌体系に、豊かな自然の中で牛をのびのび育てているのが特徴的な銘柄です。香りがよくさっぱりとした脂質が特徴的で、すき焼きのほか焼肉やステーキなどにも適しています。

千葉しあわせ牛
牛の健康を第一に、漢方や生薬などに含まれる植物多糖体とビタミンEをバランスよく配合した飼料を与えて飼育しているのが特徴です。比較的サシが少なめでさっぱりとヘルシーに楽しめるので、お子様やお年寄り、女性などにおすすめです。

千葉若潮牛
風味豊かできめ細かな肉質、美しいサシが特徴です。千葉県で開催された若潮国体にちなんで命名された銘柄で、JAちばみどり管内の牧場で飼育されています。

八千代黒牛
発育増進剤など薬剤の使用を禁止し、時間と手間をかけて大切に飼育されている銘柄です。赤身主体のさっぱりとした肉質で、さっぱりとしたすき焼きで肉のうま味を楽しみたい方におすすめ。

八千代ビーフ
農場から食卓まで直結している産地直送の銘柄です。すき焼きのほかステーキやハンバーグなど、さまざまな料理に使いやすい肉質です。また、八千代牛乳ブランドを提供している千葉北部酪農農業協同組合が生産しており、生産者の顔が見える安心感があるのも特徴です。

卯の花牛
安全でおいしい牛を育てるため、試行錯誤を繰り返し完成させたおからをベースの自家配合飼料で育てている銘柄です。おからを原料に作られる卯の花にちなんで命名されました。

北総和牛
千葉県北総地域で、数名の生産者によって大切に育てられている希少な黒毛和種です。飼料に千葉特産の落花生とパイナップル粕を加えているのが特徴で、香りがよく口溶けのいい脂質と赤身が特徴。すき焼きのほか焼肉、ステーキにもうってつけの肉質です。

北総花牛
北総和牛が黒毛和種なのに対し、こちらは交雑種(黒毛和種×ホルスタイン種)です。北総和牛と同様、飼料にこだわって生産されており、上質な赤身と脂質に定評があります。

せんば和牛
牛の発育に必要なアミノ酸やビタミンB群、ミネラルなどを豊富に含むビール酵母を飼料に使い、牛の第一胃の有益菌を増やすなど牛の健康を徹底的に管理しているのが特徴です。適度なサシとバランスのいい赤身のうま味は、すき焼きはもちろんステーキにも最高です。

せんば牛
黒毛和種のせんば和牛に対し、こちらは交雑種です。いずれも銘柄の「せんば」は千葉県の「千葉」の読み方を変えたもので、「千葉の肉といえばせんば」といわれるよう大切に牛を育てたいという気持ちを込めて命名されたそうです。

コウゴ牧場牛
牧場直営ならではの鮮度と品質の高さ、手頃な価格を実現している銘柄で、牧場直営レストランなども展開しています。適度なサシに赤身の柔らかさは、すき焼きはもちろん焼肉やステーキにも最適です。

おいしいすき焼きレシピ



●材料(2~3人分)

・牛脂 5~10g程度
・牛肉(すき焼き用) 500g程度
・長ねぎ 1本
・しらたき 1袋(200~300g)
・焼き豆腐 1丁
・春菊 1束

【A】
・砂糖 大さじ5
・酒 70ml
・醤油 70ml
・みりん 70ml
・水 200ml

●作り方

食材をカットする

 

豆腐、長ネギは一口大に、しらたきも適当にハサミを入れ、春菊は4~5cm幅にカットします。しいたけも軸を落とし、飾り包丁を入れておくと見栄えします。しらたきはあらかじめ下茹でしておくと、くさみが抜けていっそうおいしいですよ。

鍋に牛脂をなじませる

 鍋を熱して、牛脂をなじませます。牛脂を使うのが大切。牛脂の香りが鍋になじみ、すき焼きの風味が各段に上がります。

肉屋ですき焼き用の肉を買う場合はおまけでつけてくれるところがほとんど。牛脂が欲しいむねを店員さんに一声かければもらえます。無料で提供しているスーパーも多いので、スーパーでお肉を買う際は忘れず牛脂もいただいておきましょう。

長ネギを焼く

長ねぎに焼き目がつくくらいまで焼きましょう。ねぎの香りが出るとともに、香ばしさがアップします。

野菜を並べて割り下を入れる

【Aを合わせて割り下を作ります。弱火にして肉以外の食材を鍋に並べたら、割り下を回し入れて再び火を強くします。こうすることで食材が割り下に浮いてしまわず、美しく並べることができます。

肉を入れる

ひと煮立ちしたら、鍋に肉を並べて入れます。鍋にフタをして1分ほど蒸らしたら完成!

お肉は、火を入れ過ぎると硬くなってしまいます。赤い部分がなくなるギリギリのところで鍋から取り出して食べるのがベスト。お肉のとろっとした口溶けを楽しめる最高の食べ方ですよ。

千葉の名物を存分に楽しもう


すき焼きは、牛肉を存分に楽しめる食べ方の一つです。溶き卵を絡ませてご飯と一緒に食べたらもうお箸が止まりません。つゆがしみ込んだしらたきや豆腐もたまりませんよね。

おいしいお肉をおいしくいただく一番の秘訣は、火の通し方です。どんなお肉も加熱し過ぎると水分と脂質が抜けてパサパサになってしまうので、火の通し加減に注意しながらベストなタイミングで引き揚げましょう。

今年の年末は千葉名産の銘柄牛で決まり!ほんの少し贅沢なすき焼きを満喫しながら、家族でわいわい年を越しましょう!

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