注文住宅のための土地探しと資金計画
──住宅ローンを利用して注文住宅を建てるとき、現金として用意するお金がいくら必要なのか気になるところです。まず、契約時にはどのくらいのお金が必要なのでしょうか。
宮浦:一般的にハウスメーカーで家を建てる場合、契約金として工事請負契約の10%の支払いが必要なケースが多いようです。例えば工事費用が2000万円なら200万円です。もちろんハウスメーカーによっても変わってきますので、弊社の場合は、契約時に工事請負契約の金額の1%、とすると、同じく工事費用が2000万円の場合は20万ということになります。
工事費 | 契約時の支払い(%) | 契約時の金額 | |
一般的なメーカー | 2000万円 | 10% | 200万円 |
ワールドハウス | 2000万円 | 1% | 20万円 |
▲契約時の金額例
──その後、完成までの間にも支払いは発生するのでしょうか。
宮浦:一般的な住宅メーカーは着工時に工事費用の30%、建方(上棟)時に30%、完成時に残りの30%の支払いが必要となります。そのため、頭金なしで住宅ローンを借入する場合は、着工時や建方時に支払う中間金はつなぎ融資を受けて支払うことになります。つなぎ融資は住宅ローン金利よりも金利が高く、手数料もかかるため、費用負担が増えてしまいます。
弊社の場合、現金でお支払いいただく場合は、屋根工事の完了時と外部工事の完了時に中間金をお支払いいただいていますが、頭金なしで住宅ローンを利用される場合は中間金の支払いは発生しません。自己資金が少ない方でも購入しやすくしています。
つなぎ融資:住宅ローンの借入額が入金される前に支払いが必要となる金額を銀行から一時的に借入すること。
──土地を購入する場合は、住宅ローンの支払いはどのようになるのでしょうか。
宮浦:土地からの購入の場合、土地の支払いを済ませて名義が変わってからでないと、基本的には工事に着工することはできません。土地も住宅ローンを利用して購入する場合、まず、土地の購入費用を先に借入する必要がありますので土地費用分のみ先に住宅ローンの支払いが始まります。結果、「土地の住宅ローン」と「アパートにお住まいの場合は家賃」を重ねて支払うことになります。ちなみに、弊社が所有している土地の場合も建物と同様につなぎ融資が不要となりますので是非ご相談下さい。