インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント
シリーズ8.収納アイテムの上手な活用方法(第2回)
このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
本シリーズでは、収納まわりの悩みを解消する便利アイテムの使い方をプロに聞いていきます!
第2回は、「引き出しの使い分け方や仕切りグッズ」についてお聞きしました。
衣類の引き出し収納では深さの違いを使い分けるのがポイント!
クロゼットや押し入れの衣類収納に、引き出し式の衣装ケースを使う方も多いのではないでしょうか。衣装ケースを選ぶときにあまりよく考えず失敗しがちなのは、引き出しの深さです。
「大は小を兼ねる」などと考えず、入れるものに合った深さを選ぶことが大切です。
引き出しの深さは出し入れしやすいことが大事
引き出しの収納に便利なのが上のような仕切りケースです。ですが、せっかくこのような仕切りケースを使って管理をしていても、数が増えるとついついその上へと重ねたくなってしまうものです。
気付いたときには仕切りケースが埋もれている…ということにもなりかねません。
例えば下着や靴下などの小さな衣類は、浅型の引き出しに収納しましょう。下着や靴下などはたたむととてもコンパクトです。
深すぎる引き出しでは、どうしても中身がごちゃごちゃになりがち。小さなものの収納に深い引き出しを使うと、余った上の空間を有効活用するのが難しくなります。
収納は、容量よりも出し入れのしやすさが大事です。入れたい衣類に対し、重ねずに見渡せる深さの引き出しを選びましょう。
「高さが変えられる不織布仕切ケース」が便利!
深さの異なる引き出しを使い分ける場合に便利なのが、無印良品の「高さが変えられる不織布仕切ケース」です。名前の通り不織布製で、大・中・小と幅に違いがあるサイズが揃います。
高さは21cmありますが、大きな特徴は折り返して高さを自由に変えられること。幅は中に入れるものに合わせて3種類から選び、高さは収納ケースに合わせて自由自在に調節できます。
浅型・深型どちらの引き出しでも使える優れものです。
ストッキングやニットなど、引っかかりやすいデリケートなものに優しい素材なのもうれしいですね。
※サイトより画像をお借りしています
無印良品のサイトでは、天然素材のボックスのインナーカバーとしてもおすすめされています。
衣装ケースは衣類の収納に便利なグッズ。着たい洋服がすぐに取り出せるよう、引き出しの深さを使い分けるのが収納のコツです。仕切り方も工夫して、より快適に使えるようにしましょう。
インテリア&収納のプロに学ぶ
暮らしのお役立ちポイント
収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。