インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント
シリーズ6.今日から使えるスマートな収納アイデア(第6回)
このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
本シリーズでは、お家の中のさまざまな場所やシーンごとの収納テクニックをプロに聞いていきます!
第6回は、「一時置き場をつくってバッグを管理する方法」についてお聞きしました。
外出用のバッグは動線上に一時置き場を設けて管理するのが◎
みなさんは、お家の中でいつもどこにバッグを置いていますか?
外から帰宅した後に一度リビングに入ると、手に持ったバッグや脱いだ上着はソファの上などにポンッと置いてしまいがち。ついそのままになって、ソファでいつもくつろいでいるのはバッグや上着…なんてことになりかねません。
外出に使うバッグは「一時的に置くための指定席」をつくって管理するのがオススメです。
バッグの一時置き場の例:スツール
我が家の場合、バッグの一時置き場は、リビングに入ってすぐのところに置いているスツールです。
本来のバッグの収納場所は2階の寝室で、リビングがあるのは1階。
帰宅してリビングに持ち込んだバッグを床やソファ、チェアになんとなく置いてしまうと、部屋が散らかって見えますし、そこにどんどん次のモノを重ねて置いてしまいます。
そこで、リビングにもバッグの一時置きができる指定席を設けています。一時置き場の活用で、バッグの置きっぱなしを防ぐ管理が可能です。
バッグの一時置き場の例:ポールスタンド
リビングの中だけでなく、入り口にもポールスタンドを置いて、よく使うバッグのちょいかけ場所にしています。
使ったバッグは空っぽにして一旦こちらへ引っかけます。普段からよく使うバッグなどはここが定位置です。
ここにバッグがたまってきてしまったら、使用頻度の低いものから寝室へ戻すようにしています。
玄関に棚やロッカーを検討するのもオススメ
新しい住まいを考えているのなら、玄関にバッグなどの一時置き場を設けるのもオススメです。
ワールドハウス本社モデルハウスの二世帯住宅でも、親世帯の入り口には上着をかけられるスペースやバッグを置ける棚を確保しています。
そして、子世帯の玄関近くには、家族それぞれが使えるファミリーロッカーを設置。帰宅後すぐに上着やバッグ、小物を置けるよう、動線を考えてつくられています。
リビングにためこみがちな帰宅後のバッグ。一時置きする場所と、本来の収納場所へ戻すタイミングを決めておき、スマートに管理しましょう。
インテリア&収納のプロに学ぶ
暮らしのお役立ちポイント
収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。