インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント
シリーズ4.心地よい生活のための収納計画(第3回)
このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
本シリーズでは、新居で考えておきたい収納計画のポイントをプロに聞いていきます!
第3回は、「台所仕事を楽にするパントリー」についてお聞きしました。
使用頻度で分けて収納すると家事が楽!便利なパントリーを紹介
キッチンでの家事を楽にするポイントは、よく使う道具やストック食材が近くにあること。ただ収納場所に使用頻度の異なるものが混ざっていると、出し入れに手間取ります。
そこで、オススメなのがパントリーの活用。普段よく使っている道具はシステムキッチンやカップボードへ、日常的に使わない道具や食材はパントリーで管理すると、調理などの家事がよりスムーズにできます。
今回は、展示場「片づけが楽になる家」の例を挙げながら、便利なパントリーをご紹介します。
高さに合わせて出し入れしやすい奥行きに!
こちらのパントリーは、ワールドハウス青葉の森総合住宅展示場で設置されているもの。勝手口を開けた正面にあるので、いざという時の防災用品などもここにまとめておけます。
金具で幅60cmの可動棚を設置しているため、各家庭で保管したいものに合わせた使い方が可能です。
下の棚の奥行きは45cm。お米やお酒、ホットプレートなど重たくて大きいものも載せやすいようにしてあります。目線から上の棚は取り出しやすさを考えて、奥行き30cmです。
写真の右側にある扉付食器棚には、パーティー用など普段は使わない食器や道具が収納できます。
壁一面のオープン棚は在庫管理に便利!
次は、ワールドハウス千葉展示場「Smile スマイル」のパントリーです。
こちらは、勝手口から入って正面の壁一面に、奥行き25cmの可動棚を取り付けています。訪問されたお客様から見える場所ではないので、扉がなくても大丈夫。
一目でパッと見渡せるオープンな棚は、在庫を管理するのにとても便利です。
ご紹介したパントリーは、どちらも買い物から帰ってきてキッチンに向かうまでの動線上にあります。家事や片づけを楽にするためには、動線を考えた収納計画が欠かせません。
新居を考える際は、ぜひ便利なパントリーを検討に入れてみてくださいね。
インテリア&収納のプロに学ぶ
暮らしのお役立ちポイント
収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。