インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント

収納プランは「奥行き」がカギ!
ちょうどよいサイズ感で使い勝手UP

暮らしをイメージすると収納場所に適した奥行きが見えてくる!

シリーズ4.心地よい生活のための収納計画(第2回)

このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。

本シリーズでは、新居で考えておきたい収納計画のポイントをプロに聞いていきます!

第2回は、「使いやすい収納スペースの奥行き」についてお聞きしました。

取り出しやすくしまいやすい収納は適切な奥行きがポイント

新居のプランニングの際、「スペースが十分あるから」と安易に収納を増やしていませんか?

大事なのは、収納の数や広さを確保することではなく、実際の暮らしをしっかりイメージし、使いやすい仕組みになっているかどうかを意識することです。

特に大事なポイントは、取り出しやすく、しまいやすい奥行きです!

今回は、ワールドハウスの千葉展示場「Smile スマイル」での具体例を挙げ、「片づけが楽になる家」でご提案している奥行きにこだわった収納をご紹介します。

 【洗面所】埋め込み式の引き出し収納

洗面所の引き出し収納があるのは階段下のスペースです。実際は奥行き75cmが有効利用できるのですが、あえて45cmの奥行きにし、衣類と体重計を収めやすいようにしています。

体重計を収納しているのは、取り出しやすいオープンスペース。

引き出しの中で、衣類が奥の方にいってしまうというプチストレスもなし。全体が見渡せるのも利点です。

 【キッチン】すき間を生かす扉付き収納棚

カップボードと冷蔵庫の間の細長いスペースを使ったすき間収納です。幅20cm・奥行き60cmの空間ですが、あえて奥行き30cmの扉付き収納棚にしてあります。

買い物時に使うエコバッグや保冷バック、ゴミ袋、レシピ本などを収納するのにかなり便利!家事動線もスッキリします。

収納プランニングの際は、取り出しやすくしまいやすい奥行きを、ぜひ意識してみてくださいね。



インテリア&収納のプロに学ぶ

暮らしのお役立ちポイント

収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。

株式会社アンジェ・リュクス代表取締役 森下純子

プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。

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