インテリア&収納のプロ【アンジェ・リュクス】に学ぶ、暮らしのお役立ちポイント
シリーズ4.心地よい生活のための収納計画(第1回)
このシリーズでは、インテリア&収納のプロである、アンジェ・リュクスの収納コンサルタント&インテリアコーディネーターが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
本シリーズでは、新居で考えておきたい収納計画のポイントをプロに聞いていきます!
第1回は、「おしゃれで便利なファミリーロッカー」についてお聞きしました。
スッキリした空間を維持しやすい「ファミリーロッカー」をご紹介!
せっかく家を建てたのに「なんだか片づかない」という悩みを持つ人は多いものです。
帰宅後につい上着やカバンをソファに置いてしまったり、テーブルに郵便物や学校のプリントが積みあげたままとなったり…。
そんな悩みを解決する「ファミリーロッカー」をご紹介します。
片づけにも当てはまる!?「割れ窓理論」
「割れ窓理論」というものをご存じでしょうか?
ガラスが割れたままの窓を放置していると、最初はそれがたった1枚であっても、ほかの窓ガラスも割られやすくなる…。そのうち周辺にはゴミが捨てられるようになり、やがて街の治安までもが悪化していく、という理論です。
この考え方は、家庭の片づけにも当てはまるのではないでしょうか。
例えば、誰か1人が脱いだ服をリビングに放置したとしましょう。すると、ほかの家族もその周りにものを置き始めます。やがてリビングがもので溢れ、空間が台なしに…という事態になってしまいます。
逆に言えば、いつもスッキリ片づいたリビングは、ものが散らかりにくいということ。家族が心地よく過ごせる空間を維持しやすいということですね。
そんな片づけやすい環境に役立つのが、「ファミリーロッカー」です。
片づけの悩みを解決する「ファミリーロッカー」
上の写真は、「片づけが楽になる家」(ワールドハウス)で、玄関とリビングの間に設置された「ファミリーロッカー」。1間半のスペースには、家族それぞれのお出かけグッズを収納できます。
海外のスクールライフを思わせるようなデザインで、「ステキ!」「かわいい!」と好評です。
「ただいま!」と帰ってきたら、まずここで上着やカバン、小物類を自分の場所に収めます。「自分の場所」というのがポイントで、それぞれに「自分で管理しよう」という責任感が生まれるのもメリットです。
また、リビングで使ったものを下のボックスに一時置きとして入れておき、ボックスがいっぱいになったら自分の部屋に片づける、というルールを作っておいてもよいですね。
見た目にもステキな空間は、家族みんなの「美しく保とう!」という意識につながります。
家を建てる時に、ぜひ参考にしてみてくださいね!
インテリア&収納のプロに学ぶ
暮らしのお役立ちポイント
収納&インテリアコンサルタントが家づくりの役立つ情報をテーマごとに紹介します。
プロフィール
2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2021年Best of Houzz賞受賞。現在はオンライン収納サポートで全国展開を行う。