千葉ゆかりのあの人に聞く Chibaの魅力

横洲かおるさん
(劇団四季出身のミュージカル女優、歌手、ボイスアーティスト)前編

フリーライター/長谷川富美

元劇団四季の女優が語る「コロナの時代だからこそ、千葉県があったかいんです」

「船橋の歌姫」とも呼ばれる、劇団四季出身のミュージカル女優・横洲かおるさん。明るい笑顔とポジティブな人柄が魅力の人気シンガーは、多方面に渡ってパワフルに活躍している。アーティストとして、母として、そして女性として輝き続ける秘訣や、千葉県でのとびきり素敵なライフスタイルを伺った。

横洲かおるさん

東京都杉並区出身、千葉県船橋市在住。東京学芸大学 教育学部卒業後、劇団四季に入団。ミュージカル女優として活躍。退団後に船橋市に移住し、共栄学園講師を勤めるかたわら、歌手、司会、作詞作曲、ボイスアーティストなどマルチに活躍中。CD「未来へ」をリリース。ロッテマリーンズでは、国家斉唱。「NHKひるまえほっと」など、多数のメディアで報道されている。

歌を楽しみ、食を楽しみ、人との繋がりを楽しむ─とびきり素敵な千葉県のライフスタイル

──劇団四季のミュージカル女優でいらっしゃっただけあって、スタイルが良くて、とても素敵ですね!

横洲かおるさん:ありがとうございます(笑)!

──「船橋の歌姫」と呼ばれていらっしゃるそうですね。

ある雑誌で、そう書いていただいただけなんですよ(笑)。

──そんな横洲かおるさんに、千葉県の魅力をお聞きします。よろしくお願いいたします!

こちらこそ!


▲「船橋の歌姫」として、千葉県のアーティストと「オペラ座の怪人」を熱唱

──劇団四季では、「王様の秘密」などに出演され、ご活躍でした。船橋市で人気スポットの曲「船橋アンデルセン公園」「京成電鉄」「小松菜ミュージカル」などを作詞作曲、「NHK総合ひるまえほっと」「ひるどき情報千葉」などで放映されました。反響はいかがでしたか?

「小松菜ミュージカル」ができるまでの過程を、NHKが1ヶ月密着取材してくださったんですよ。ラジオにも取り上げていただいて。「横洲さん、出てましたね」って様々な方から声をかけられました。メディアに出ると、違いますね。


▲「小松菜ミュージカル」が話題となって、NHKラジオ番組に出演


▲作詞作曲、主演までこなす「小松菜ミュージカル」

──東京都の杉並区から、船橋に引っ越してこられたそうですが。

父が自衛官で、小学4年から大学1年まではずっと杉並区の官舎にいたんです。船橋には叔母がいたので、何度も遊びに来ていました。結婚して息子ができて、叔母の近くに越してきたんです。

リモートワークの時代だから、安心して子育てできる千葉県は居心地がいい

──長く住んでみて、千葉県はいかがですか?

千葉県は食べものが美味しい!それが一番だと思いますね。ちょっと都市部から離れれば、農業も盛んですし。野菜も地元産の安全で美味しいものがあります。海に囲まれていますから、お魚も美味しい!

──東京はどこまでもずっと住宅街ですが、千葉県は都市部から離れると、緑が豊かで農地などが広がっていますから、ほっとするというか、癒やされますね。オススメの場所はありますか?

銚子駅に、ストリートピアノがあるんです。ピアニストの友だちと一緒に行って、歌いました。路上の人が拍手してくれたりとか。

──銚子はお魚が美味しいですね。お寿司屋やカフェや、ガイドブックには載っていないお店がたくさんあるそうですね。

銚子の「ウオッセ21」市場のお魚は、とれたて新鮮で本当に美味しかった!あと、銚子駅名物のぬれ煎餅の出来たてのアツアツを食べました。

成田でも、お寺で焼き立てのお煎餅を食べました。すごく美味しかったですね!


銚子駅には、誰でも弾けるストリートピアノが。人気スポットになっています

──海外に行くのも、成田空港があって便利ですよ。東京までもスカイライナーで短時間で行けますし。

都内には特急や高速バスで行けますし、マイカーがあれば住みやすそうですね。

あと、成田駅の表参道は、古風で雅な風情があって、人気がありますね。外国からの観光客もよく訪れます。中心部は都会的で、少し離れると緑の田園風景が広がっていいですよ!

──リモートワークも選択肢としてある時代だから、無理に都市部に住まなくてもいい。よりコスパがよくて安全な環境や、家族にとって居心地のいい土地に住めるのは嬉しいですよね。

移住して感動した“人の温かさ”。SNSも活用して人と繋がってみて

こちらに移って一番感じるのは、人がとても温かいんです。人同士の繋がりが深いですよね。FacebookなどSNSを通じた交流も盛んです。例えば、船橋には「小松菜ハイボールを飲む会」というコミュニティがあるんです。

──小松菜って、船橋市の特産品ですよね。

そうなんですよ。そこに集まる人というのは何の共通点もない、ただ船橋に住んでいるというだけ。ふだん何のつながりもない人が、飲み友達になってしまう。船橋はそんな繫がりが強いですね。

──そうですか!コロナ禍で、千葉県に家を求める都心の方が増えているそうですが、とてもいい住環境ですね!SNSを活用して人とも繋がれますし。

孤立することはないと思います。集まりなどに出かけていくという最初の一歩は必要ですけれど。友だちがいっぱいできますよ。

理想の家には“自分をチャージするプライベート空間”と“家族と共有する空間”どちらもほしい

──家族が住む家で、心がけていらっしゃる事はありますか?

家族って、運命共同体ですよね。お母さんがどんなに目を釣り上げて怒っていても、子どもにとっては「この人に守られている」という信頼感がある。

夫であるパートナーは、また違いますよね。お互いが大切にしてきた価値観が違うこともある。

だから、共有するスペースとは別に、プライベートなスペースが必要。一人ひとりの部屋も、共有のリビングも持てるような、広い家が理想ですね。

私は実家が近いので、自分の部屋にあるピアノを使ってレッスンをします。一人の時間が、アーティストとしての自分をチャージする大切な時間なんです。

──歌を楽しみ、食を楽しみ、人との繋がりを楽しむ。とびきり素敵な千葉のライフスタイルですね。

関連情報

▼横洲かおる オフィシャルサイト
https://www.k-yokosu.com/

▼横洲かおる ファーストシングル「未来へ」

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