展示場の歩き方

収納&インテリアのプロ アンジェ・リュクス 森下さんが解説!
ワールドハウスで“片づく家”が実現する理由(Vol.1 キッチン編)

「用途別」のエリア仕分け法で、家族の片づけ力がアップ!

スッキリおしゃれに暮らしたい。そう思って片づけをがんばっているのに、気づくとテーブルにはものが溢れかえり、棚の中はぐちゃぐちゃ、素材も色もバラバラな収納グッズがあちこちに…。心当たりはありませんか? 「それは片づく仕組みができていないから」と、収納&インテリアのプロ、森下純子さんは話します。「仕組みさえ整えれば、心地いい空間を簡単に維持することができますよ」。森下さんの片づけメソッドがギュッと詰まったワールドハウスのモデルハウスで、快適な暮らし作りのコツを教えてもらいましょう。

お話を聞いたのは…

株式会社アンジェ・リュクス代表取締役
森下 純子さん

プロフィール
2009年独立後2015年株式会社アンジェ・リュクスを設立。住まいづくりを片づけ・収納・インテリアの3つの面からサポート。インテリアを魅せるだけでなく、使いやすさや思考の整理を重視した空間づくりで、住まう人が心地よく暮らせる家づくりを提案している。家族のコミュニケーションがより豊かになる「暮らし上手になる家づくり」を得意とし、片づけやすい家のモデルハウス監修の他、アートやインテリアでホームステージングなどにも取り組む。2015年片づけ大賞受賞、2021年・2022年連続Best of Houzz賞受賞。現在はリノベーション時のオンライン収納サポートやインテリアコーディネートで全国展開を行う。
株式会社アンジェ・リュクス

“片をつける”ことでモヤモヤ、イライラが解消。家族時間が楽しくなる

訪ねた先は、千葉市稲毛区のワールドハウス千葉展示場にある「『平屋』片づけが楽になる家」。想定する家族構成は、小学生の子ども2人とパパとママの4人暮らし。散らかりにくく心地いい暮らしを作る工夫と技術が盛り込まれていて、見学するだけで片づけのヒントがたくさん見つかります。今日はこのモデルハウスを監修した森下純子さんに案内してもらいましょう。

そもそも家が散らかってしまうのはなぜでしょう?

「ものの置き場が決まっていないうえ、『今必要なもの』と『過去に必要だったもの』、『将来必要なもの』が混ざってしまっているからです。家が片づかないままだと、何かと損してしまいますよ」

どういうことでしょうか?

「探しものに無駄な時間と手間がかかってしまうし、イライラして家族同士のケンカも起こりやすいですね。それに、散らかったのを見るたびに、モヤモヤした気分になりませんか」

確かに、後ろめたさを感じ嫌な気分になるものです。

「“片づけ”とは、物事の“片をつける”こと。問題に結論を出すことです。片がつくとモヤモヤが減って気持ちがスッキリし、家の中の雰囲気もよくなります。しかも片づける癖がつくに伴い、取捨選択する力が伸びるんですよ。ものだけでなく、やることの優先順位もつけられるようになります」

子どもと一緒に片づけをすると、子どもにも選ぶ力が身につき、自分のことは自分で決められるようになる――。長く片づけを教える中で、森下さんはそんな家庭を多く見てきたそうです。

「片づく仕組みは最初に作っておくことがとても大事。でも、どんな仕組みが合うかは家族ごとに様々です。『うちはどうかしら?』と考える時間を持ちたいですね」

そんなときに参考になるのが、ここ『片づけが楽になる家』というわけです。

ものの置き場が一目瞭然。片づけが癖になる

「まずはキッチンから見ていきましょう」と案内されて、びっくり! まるでおしゃれなカフェのようです。


▲壁面の棚やマグネット収納などを用い、おしゃれに「見せる収納」が特徴。一方で見せたくないものはしっかり隠せるのも嬉しい。

「機能性ばかりを求めては、生活が味気なくなります。私は、『収納力』と『片づく仕組み』、そして『デザイン性』の3つが備わっていることが、快適に暮らすうえで不可欠だと考えています。こちらの間取りでは、フレキシブルなスペースが多く、その3つを実現しやすいんですよ」

例えばダイニングカウンター。食事はもちろん、夜は照明を落としてカウンターバーとして楽しめます。


▲通路がゆったりと広いアイランドキッチンのため、家族みんなが集まっても広々と快適に過ごせます。すぐ後ろはランドリールーム、ウォークインクローゼット、洗面所。

でも、おしゃれなだけではありません。

「キッチンに立ち上がりがあって手元を隠せるので、シンク周りに洗剤やスポンジを置いても生活感が表に出ません」。必要なものは安心して出しておくことができます。


▲キッチンからは子ども部屋(ガラス張りのスペース)、リビング、玄関横の書斎を見渡せます。料理をしながら家族の様子が見えて安心。

もちろん配膳も楽なうえ、キッチンに立ちながら子どもコーナーの様子が見えるから、ダイニングで勉強する必要もなくなり、結果ダイニングやリビングに勉強道具が散在してしまう、という事態を避けられます。さらに、ゆったりとした幅のアイランドキッチンなので、家族同士が行き来するのも楽々。「棚にものをしまいたいけれど、ママが通路を塞いでいるからとりあえずここに置いちゃえ」がありません。片づけやすい構造になっているというワケ。

「片づく仕組み」は引き出しの中にもあります。森下さんのおすすめは、用途別にスペースを区切ること。例えば、茶葉、急須、カップなど「お茶セット」はこの引き出し、土鍋、カセットコンロ、器など「鍋セット」はこの棚、という具合です。

「例えばお茶を飲むときは、あちこちに手を伸ばさなくて済むから楽だし、どこに何を置くのか一目瞭然だから、子どもも片づけられます。お手伝いが習慣になりますよ」。すぐに真似したいテクニックです。

 
▲引き出しの中から茶葉とカップを選んで、引き出し上のケトルで沸かしたお湯を注ぐ。頭を使わずワンストップで作業できるので、ストレスがありません。


▲鍋をするのに必要な道具がひとまとめに。家庭によって「たこ焼きセット」「ホットケーキセット」など個性が出そうですね。

ほかにも工夫はあちこちに。鍋は出し入れしやすく整理収納ボックスを使って縦置きに。ゴミ箱は上が観音開きになるタイプを採用。省スペースと入れやすさを兼ね備えた収納が備え付けられています。

 
▲コンパクトな引き出しに見えますが、中が三段になっているので効率よく収納が可能。奥行きも広く、驚くほどたくさんものが入ります。


▲上にスペースがあることで、捨てるたびにゴミ箱を引き出すという動作が不要に。

 
▲壁にはマグネットが仕込まれており、好みに応じてインテリアや収納をカスタマイズできる。

キッチンから3歩のパントリーは、“とりあえず”の避難場所

キッチンで散らかりやすいのが、封を切った乾物や調味料などでは? ここにも森下さん流の収納術があります。

「まず、封を切ったものはキッチンの引き出しに立てて並べましょう。引き出しの中に何が入っているのか見えるから管理しやすく、賞味期限切れも起こりにくいですよ」。袋止めクリップを使って立てておくと、中身がこぼれにくくスッキリ。


▲「立てる収納」で引き出しの中身が一目瞭然。無駄な買い物も防げそう。

「未開封のものは、パントリーにしまいます」

このパントリーが便利! キッチンから3歩で手が届くので、収納も取り出しも楽々で、キッチンにものが溜まりにくい仕組みを作り出しています。

「パントリーの棚は、あえて奥行きを浅くしています。深いと、ものを奥と手前の二重に置きがちですね。それが死蔵品を生む原因になります」


▲高さは大人の背丈以上!奥行きは浅いけど、たっぷりものが収納できます。


▲ネットストアの定期便で飲み物やキッチンペーパー等を購入している方にもぴったりの収納場所。畳んだ段ボールも収集日まで保管しておける広さ。

浅いけれどL字型で収納力は抜群。3枚扉は開口部も広いため、大きいものでも簡単に入れることができます。

しかも手の届きやすい下の段が、仕切りのないフリースペースに。箱買いしたものや資源ゴミ、急な来客で隠したいあれこれも、とりあえず入れておける避難場所です。

整然とおしゃれな暮らしを実現するキッチンまわりのアイデアに、納得!

新サービス「インテリアプレミアム相談会」

ワールドハウスでは、家を購入いただいたお客様を対象に無料のインテリア相談会を実施しています。相談にのってくれるのは、モデルハウスを監修した森下さんをはじめ、「アンジェ・リュクス」の収納&インテリアのプロたち。家のスタイル作りから、床や建具、外壁の素材と色選びなど、1時間半をかけておしゃれな住まいづくりのアドバイスをしてくれます。オプションで丸っとプロにお任せできる「収納&インテリア コンサルティングサービス」も。こちらは図面とヒアリングをもとに、家庭ごとに最適なインテリアデザインと収納のプランを提案するサービスです。一生に何度とない家づくりの機会。初めに後悔しないデザインと収納の仕組みを手に入れましょう。

関連リンク

▼千葉展示場について詳しくはこちら
https://worldhouse.koori.jp/modelhouse/details_4.html

▼YouTubeチャンネル:【平屋ルームツアー】一生過ごしやすい家を建てたい方必見!2022年平屋の決定版!リビングが中心で廊下が少なく無駄を省いた間取り&収納や家事がしやすい仕掛けが盛りだくさん!
https://www.youtube.com/watch?v=zm8k0fJ-BFM

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