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パラパラ炒飯の作り方

べちゃっとなりがちな炒飯!3つのコツでプロ並みの仕上がりに

古今東西老若男女、みんな大好きな「炒飯(チャーハン)」。

プロの中華料理人が作るようなおいしいパラパラ炒飯を、もし自宅で作れたらうれしいですよね?

今回ご紹介するのは、そんな願いを叶える「自宅で作れる本格パラパラ炒飯」の作り方です。

パラパラ炒飯は、いくつかのポイントをしっかり押さえれば実は誰でも簡単に作れるんですよ。

本記事を参考に、ぜひおいしい炒飯をおうちでお楽しみください。

パラパラ炒飯を作るコツ

自宅でおいしいパラパラ炒飯を作るには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。

  • 火力
  • ご飯の量
  • 油の量

この3点をしっかりと押さえておけば、自宅で簡単にパラパラ炒飯を作ることができます。それぞれ詳しく解説しますね。

火力

中華料理店などプロの厨房では、非常に火力が強い中華レンジが使われています。プロの現場では、強い火力で一気に炒飯を炒めるのでパラパラになりやすいのです。しかし、家庭のガスコンロでは火力に限界があります。火力の限界を補うために、ご飯の量を少なめにして対応する必要があります。

使用するガスコンロの火力は最大にし、一人前ずつのご飯の量で作るのが、おうちでおいしい炒飯を作る秘訣です。

ご飯の量

家庭用ガスコンロは中華レンジよりも火力が弱いので、ご飯の量を減らして炒飯を作る必要があります。ご家庭で炒飯を作る際は、1人前(ご飯150~200g程度)ずつ作るようにしましょう。面倒だからと2人前3人前を一度に作ろうとすると、火力不足によりご飯がべちゃっとなりやすいので注意。

油の量

パラパラ炒飯を作るには、ある程度の油が必要です。なぜなら、ご飯一粒一粒を油と卵でコーティングして火を入れることで、ご飯がパラパラになるからです。

油が足りないとご飯のでんぷん質と水分によりべちゃっとしやすくなりますし、逆に油が多すぎると今度は油でべちゃっとしてしまいます。

ご飯150~200g程度の1人前に対し、大さじ2~3杯程度の油が適量です。

使用する油はサラダ油でもラードでも構いませんが、もし鶏油(チーユ)があるならぜひ使いましょう。いっそう本格的な香りの炒飯になりますよ。

おいしいパラパラ炒飯の作り方

それでは上記のポイントを押さえた上で、さっそく炒飯を作っていきましょう。

中華鍋で作るのが理想的ですが、中華鍋がない場合は一般的なフライパンなどをお使いください。なお、深鍋は蒸気がこもってべちゃっとしやすいので、炒飯作りには適していません。できるだけ浅い鍋を使いましょう。

①具材を用意する

野菜などをカットして具材を用意します。具材はお好みのものを用意してください。

野菜の量が多すぎると、野菜から出た水分で炒飯が水っぽくなりやすいので、大体ご飯の1/3程度の量になるよう調整しましょう。

ご飯は炊き立てのものでも、冷凍ご飯を電子レンジで解凍したものでも構いません。冷たいご飯を使うと鍋の温度が下がりやすいため、温かいご飯を使った方がうまくいきやすいです。

②鍋を温める

中華鍋など鉄鍋を使う際は、鍋をあらかじめ温めておきましょう。具材が鍋にくっつかないようにするためです。テフロン鍋は空焚き厳禁ですので、テフロン鍋を使う場合は油を引いてから鍋を温めてください。

③溶き卵を入れる

温まった鍋に油を引き、溶き卵を一気に加えます。おたまで軽く混ぜたら、すぐに次の工程に進みましょう。

④ご飯を加える

半生状態の溶き卵の上に乗せるようにしてご飯を加えたら、すぐさまおたまで全体を混ぜましょう。油と卵でご飯一粒一粒をコーティングするようなイメージで、鍋をあおりながら混ぜます。

ポイントは、鍋をあおる際に火元からできるだけ離さないようにすることと、ご飯に空気を含ませるように混ぜることです。おたまでご飯に強いストレスを与えるとべちゃっとしやすいので注意。軽くフワッと混ぜてくださいね。

⑤具材を加える

油と卵が全体に回ったら具材を加え、引き続き鍋をあおりながら炒めます。

⑥味付けする

野菜に火が通ったら、塩、コショウ、中華風調味料で味付けをしましょう。すべての調味料を加えたら、引き続き鍋を前後に大きく振りながら全体をよく混ぜます。

⑦完成

味が全体に回ったら盛り付けて完成です。

パラパラ炒飯を作る工程は決して難しくありません。大切なのは、炒飯を作っている間は常に鍋を振り、ご飯に空気を含ませるよう混ぜながら炒め続けること。そして火力を落とさないことです。

ご飯を混ぜようと鍋を何度もあおっていると、鍋が火元から離れる時間が長くなり、鍋の温度が下がってしまう可能性があります。鍋の温度が下がらないよう注意しながら炒めるのが成功の秘訣です。

子どもも大好きパラパラ炒飯

炒飯は、子どもに野菜をたくさん食べてもらうのに理想的な料理の一つです。

子どもが嫌いなピーマンやしいたけなども、炒飯にするともりもり食べてくれるから不思議。

野菜をたっぷり使えば、各種野菜の栄養や食物繊維をたっぷり摂取できますよ。

おいしいパラパラ炒飯は、家族の食生活の幸福度を高めてくれます。

本記事を参考に、ぜひ本格的なパラパラ炒飯作りに挑戦してみてくださいね。

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