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優しい香りを暮らしにプラス
アロマワックスサシェを手作りしよう!

花と香りに癒やされる!心地よい空間づくりにもおすすめ

アロマワックスサシェとは、フレグランスアイテムの一種。ワックス(ろう)をベースにしてアロマの香りを加え、ドライフラワーなどで飾ったものです。

見た目にもかわいらしいので、雑貨店やハンドメイドフリマなどで見かけて気になっていた方もいるのではないでしょうか。

少し難しそうに感じるかもしれませんが、材料を揃えれば意外と簡単に手作りすることができます。今回は、アロマワックスサシェを手作りする方法をご紹介します。

子どもの手作りチャレンジにもおすすめ。ですが、ろうを溶かすのにコンロを使用するので、子どもが作る場合は、パパママが見守りつつ適切な場面でアシストしてあげてくださいね。

【材料と道具】アロマワックスサシェ作りに必要なもの

アロマワックスサシェを手作りするには、このような材料と道具を揃えましょう。

A:白いろうそく
B:エッセンシャルオイル
C:ドライフラワー
D:リボン(もしくは麻紐)
E:割りばし
F:ストロー
G:空き缶
H:小鍋
I:紙コップ
J:型になるもの(お菓子用の型など)
K:軍手
L:パステル(色をつける場合)

材料はほぼ100円ショップで揃います。エッセンシャルオイルの香りやドライフラワーの種類を好みに合わせて自由に選べるのは、手作りならではの楽しさですね。

写真のドライフラワーは小さなセットが2つ分。それと、青いスターチスは庭にちょうど咲いていたものを乾かしました。

ワックスを固める容器にはミニサイズのパウンドケーキ用型を選びましたが、好みの形のものでかまいません。円形なら紙コップでもよいでしょう。

ろうそくは、約10×5cmの型用に、1.5号(長さ10cm弱)のサイズを9本用意しました。白いものならキャンドルタイプでもOKです。

色をつけたい場合は、パステルかクレヨンを用意しましょう。ろうそくを湯煎で溶かす容器として、缶詰の空いたものを使います。取り扱いやすいように、ふたの部分をあえて全部切り取らずに残してあります。

缶のふちで手を切らないように、また火傷予防のためにも軍手を着用して作業を進めてくださいね。

【手順】アロマワックスサシェを手作り!

それでは、アロマワックスサシェを作っていきましょう。

ろうそくを準備する

ベースとなるワックスには、ろうそくを溶かしたものを用います。溶かす作業をスピーディーにするため、ろうそくをあらかじめ折っておきます。

このときにろうそくの中の芯も取り除いておきましょう。溶かす過程で除去することもできますが、先に外しておいた方が後の作業で慌てずに済みます。

芯を外しつつ、ハサミでさらに細かくしておいてください。

ワックスに混ぜる香りと色を準備する

ワックスに色をつけたい場合は、パステルをほんの少し削って、紙コップに入れておきます。白色に仕上げたい場合は、パステルを入れなくて大丈夫です。

ここに、更にエッセンシャルオイルを垂らしておきましょう。10~15滴が目安です。ニオイに敏感な方や子ども用にはこころもち少なめに。

ドライフラワーの配置を決めておく

ワックスの上に飾るドライフラワーの配置を決めておきましょう。ろうそくを溶かしても冷めるとすぐに固まり始めるので、前もってデザインを考えておいた方が失敗を防げます。

湯煎でろうそくを溶かす

小鍋で湯煎用のお湯を沸かす前に、一旦ろうそくを入れた缶を置いてみて、水の量を確かめておきます。なかに水が入ったり、缶がひっくりかえったりしない程度に水量を調整したら、缶を出しておきましょう。

コンロでお湯を沸かします。お湯が沸いたらコンロの火を消して小鍋を下ろし、ろうそくを湯煎で溶かしていきます。

溶けきらない場合は、缶を小鍋から出して、もう一度お湯を沸かしましょう。

ろうの温度が上がり過ぎないよう、必ず火を止めてから湯煎するようにしてください。

⑤溶けたワックスに香りと色をつける

ろうが完全に溶けて透明な液体になったら、削ったパステルとエッセンシャルオイルを入れておいた紙コップに注ぎます。

手早く割り箸でかき混ぜて、今度はその液体を型にそっと移します。パステルが溶けきらず、粒々が見えていても、固まってくるとわからなくなるので大丈夫です。

⑥ドライフラワーを飾る

ろうそくが白っぽく、透明感がなくなってきたら、割り箸を使い予定していた配置でドライフラワーをのせていきます。固まり始めるとあっという間なので、少し早いかなと思うくらいのタイミングで迷わず始めましょう。

⑦ストローを立てて穴を作っておく

ドライフラワーをのせ終わる頃には大分ろうそくが固まってきています。リボンを通す部分に、3、4cmにカットしたストローを立てて、穴を確保しておきます。

⑧固まったワックスを仕上げていく

気温やワックスの厚みにもよりますが、1時間ほど置くとしっかりと固まります。ストローの部分を持って、型からゆっくり外しましょう。そのまま、ストローも取り外し、穴を開けます。

ワックスの端に余分なろうがついているときは、ハサミで切り落としてください。

穴に好みのリボンや麻紐を通して、完成です!

アロマワックスサシェの使い道

良い香りのするアロマワックスサシェは、ニオイのこもりがちなクローゼットに吊るすのも使い道の一つ。ですが、せっかく自分好みのデザインに仕上げたものなので、目に入りやすい場所に置くのがおすすめです。

花やフルーツ、草木など、香りにも飾りつけにも自然由来のものを使うので、ナチュラルなインテリアのリビングや子ども部屋に置くのもよいでしょう。

天然由来のアロマの香りは、種類によってそれぞれ作用が異なります。心身をリラックスさせてくれるものではラベンダーやカモミールが代表的。集中力をアップさせたいのならレモングラスやローズマリーがおすすめです。また、ミントやローズゼラニウムなど防虫に役立つものもあります。

こうした香りの効果を考えてオイルの種類を選んでおき、ベッド周りや勉強机、窓際などと置き場所を決めてもよいかもしれませんね!

まとめ

植物由来のやさしい香りを楽しめるアロマワックスサシェ。手作りすれば、香りはもちろん花の種類やデザイン、色を自由に選べて、華やかにも素朴にも仕上げられるのがメリットです。材料のほとんどは100均で入手でき、手軽にかわいらしいフレグランスアイテムが作れますよ。

手順そのものは難しくないので、子どもが自分用を手作りすることも可能です。ただ、熱くなったお湯やろうの取り扱いにはくれぐれも注意し、年齢に応じたサポートをパパママがしてあげてくださいね。

香りやデザインなど、頭のなかに思い描いたものを形にするには、ある程度計画性も試されます。ぜひ子どもと一緒にチャレンジし、心を和ませてくれるアイテムとして、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

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