千葉グルメを味わう

「ちょうし」がよくなる縁起物!
オリジナルレシピで醸造した
銚子発のクラフトビールはいかが?

ちょうしよくなる銚子ビール!

皆さん、ビールはお好きですか?

クラフトビールが脚光を浴びてブームになってから久しいですが、まだまだその人気は衰えを知りません。全国的にビールマーケットが縮小傾向にある中、むしろクラフトブルワリーの数は年々増加傾向にあるといわれています。大手ビールメーカーや飲食チェーンがクラフトビールを全面に打ち出した商品やサービスを展開するにつれ、若者だけでなく年代や性別を問わずあらゆる層にコアなファンが増加傾向にあるとか。

そんな潮流の中、2018年に千葉県は銚子市で産声をあげたクラフトビールメーカーがあります。

今回は銚子発のクラフトビールメーカー、銚子チアーズ株式会社の「銚子ビール」をご紹介します!



飲んで食べていいちょうし!銚子ビールレビュー!


今回テイスティングしたのは、銚子チアーズの5つのラインナップ、「銚子エール」と「Black eye STOUT」「Spice Holiday Ale」「三が日Session Ale」「One for All SMaSH」です。

銚子エール


日本一早く初日の出が昇る犬吠埼灯台をモチーフにしたロゴマークが印象的なこちらのビールは、初日の出の縁起をかつぎ「ちょうしよくなる」が合言葉。「銚子で獲れる魚に合うビール」をテーマに作られたアンバーエールです。

飲み口は意外とあっさりとしていますが、おつまみがなくてもビール単体で香りを楽しめるとてもいいバランス。ごくごく飲みたい人も、クラフトビールをゆっくり味わいたい人も楽しめる懐の広いビールです。

Black eye STOUT


「本当においしいコーヒースタウト」を目指し、銚子チアーズのバリスタが厳選したブレンドコーヒーをたっぷり使ったスタウトです。既存の黒ビールと一線を画した香りがとても印象的。飲むと本当にコーヒーの味と香りがして驚きますが、違和感なく正真正銘の黒ビールを満喫できます。料理とのペアリングを楽しむというよりは、単体でアロマを楽しみたいタイプのビールで、シガーなどをふかしながら大人の時間を過ごすのにうってつけ。

 Spice Holiday Ale 

Spice Holiday Aleは、Holidayシーズン向けに作られたPremium Labelのうちの1つ。これぞクラフトビールの醍醐味(だいごみ)ともいうべき、炸裂した個性を楽しめる一品です。口に含んで最初に感じるのはシナモンの香りでしょうか。そして鼻から抜けていく爽やかなクローブ。スパイスの複雑な香りを楽しめるビールで、ゆっくりじっくり味と香りを楽しむのに最適な銘柄でした。この手のタイプはちびちび口に含んで、何度も何度も香りを楽しみたくなっちゃいますね。

三が日Session Ale
 

こちらもPremium Labelのうちの1つ。辛口でキレがあり、スッキリとして飲みやすいクラフトビールです。クセもなくクラフトビール独特の濃さもないため、淡白なビールが好きな人やビールがあまり得意じゃない人などに特にオススメ。もちろんビール好きも納得のおいしさで、アルコール度数低めのセッションエールなのでゴクゴク飲めちゃいます。

One for All SMaSH

大麦麦芽とカスケードホップだけを使用した、シングルモルト&シングルホップのクラフトビール。銚子産の麦とホップだけを使うこだわりようで、まさにシンプルイズベストを体現したような味わい。それだけにクセがなく、ホップの純粋な香りが楽しめます。ビールの原点であり終着駅でもあるような、いわば“銚子ビールの故郷”の味ではないでしょうか。年代や性別を問わず、あらゆるビール好きにオススメです。

社長に独占インタビュー!銚子チアーズの魅力


こだわり抜いたクラフトビールを展開する銚子チアーズ創立者である佐久間社長にお話しをうかがいました。銚子チアーズの思いや、銚子ビールに合う料理、そして千葉の読者の皆さまへのメッセージなどたっぷりお話しいただきました!

Q:そもそもなぜ「クラフトビール」を作り始めたのですか?

佐久間社長:クラフトビールの多様性にとても魅かれたからです。クラフトビールのレシピは自由度も高く、モルト・ホップだけでなく、地域特産品などを副原料にすることもできるため、地域創生の可能性を感じました。1ヶ月程度で熟成されるためたくさんのバリエーションも作ることができ、原材料等を提供してくれる皆さまや、私たち醸造チーム、街の皆さまの想いも反映できると考えました。

Q:佐久間社長ご自身もビールがお好きなんですか?

佐久間社長:はい。自分自身がビールを含む酒類が好きなことが一番の理由かもしれません(笑)。お酒に関わる酒造場には、作り手や関わってきた方々の想いをそのまま次世代に届ける力と、人と人をつなげる力があると思っています。銚子ビールも銚子の誇れるクラフトビールとして、そして100年後の街に希望の光を届けるコンテンツとして成長させていきたいと思います。


Q:クラフトビールの製造でもっとも工夫していること、苦労していることは何ですか?

佐久間社長:銚子という街や、携わっている仲間の想いや専門性がストーリーとして伝わるビールを目指しています。季節を意識した旬のビールを作ったり、醸造士のこだわりでビールを作ったりすることもありますが、基本的には「街を思うみんなをひとつにする」こと、そして100年後の街の希望の光の礎となるようなビール作りを目指すことを常に意識しています。


Q:銚子ビールに合うオススメの料理を教えてください!

佐久間社長銚子はサバの水揚げ高が日本一なので、新鮮で脂がのったおいしいサバが食べられます。ぜひサバ寿司とご一緒に楽しんでもらいたいです。特に焼きサバ寿司との相性は抜群ですよ。

また、銚子ビールは青魚全般との相性がいいので、サンマやイワシの丸焼きもオススメ。銚子の青魚を使った缶詰もたくさんありますので、そちらもぜひお試しください!

Q:最後に「UNAU MAGAZINE」読者の皆さまへメッセージをお願いします。

佐久間社長日本一早く初日の出が見られる街 銚子の犬吠埼にて、銚子が誇れるクラフトビールを醸造しています。銚子ビールのロゴには、縁起のよい「はじまり」を応援するメッセージを込めています。新しい挑戦に立ち向かうとき、新しいモノや発見に出会ったとき、人生の何かの始まりを応援するビールとして、皆様の笑顔ある人生に寄り添っていきたいと思います。大洋と海と風を感じるこの場所で、美味しいを通じて、みなさんの日常が少しハッピーにあることを願いながら、銚子ビール犬吠醸造所でビールをつくりつづけていきます。コロナ禍の大変なときではありますが、対策を万全にして、犬吠埼から望む太平洋と銚子のクラフトビールで重苦しい気分を吹き飛ばしに是非ふらりといらしてください。

――佐久間社長、スタッフの皆さまどうもありがとうございました!

あとがき

地域活性化と地元の未来を見据えた壮大な事業「銚子チアーズ」。クラフトビールの楽しみを通して地域の未来に貢献できたら、ビールファンとしてはこの上ない喜びですね。

地元の方でなくても、銚子ビールはネット通販でお手軽に楽しむことができます。銚子の豊かな自然に思いを馳せながら、ぜひおいしいお魚料理とともに銚子ビールをご堪能ください!

銚子チアーズ公式ウェブサイト:https://choshicheers.com/

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