千葉のワーママに学ぶ！仕事と子育て

Sumireさん（カラダコレクションズ代表）後編

ライター/栗田洋子

カラダが変われば、ココロも変わる！　オンラインでセルフケア指導

船橋市を中心に、ママたちの起業をプロデュースする「ママコレクションズ」を立ち上げるなど、ママが笑顔で生き生き活動するサポートをしてきたSumireさん。最近、活動の中心としているのが、女性の体と心のケアを行う「カラダコレクションズ」です。理想の体に近づくことで、「こんなに変わるの？」と驚くくらいココロも明るくなるって本当ですか？

「私のクラスに来れば、半年で変わりますよ！」とSumireさん。

Sumireさん(karacolle sumire)

カラダコレクションズ代表。船橋在住の3児の母。ヨガライフプロデューサーとしてママのためのヨガ、授かりヨガなど各地でレッスンを開催する傍ら、東日本大震災の際にはレッスンフィーをNPO法人Ubdobeに寄付するなど医療福祉支援や市民活動、イベント運営にも積極的に参画。現在は関節の可動域を広げて肩こり・腰痛・冷え性を改善するジョイントケアを発展させ、独自に考案した「エイトケア」を中心に、女性の体と心のサポートに力を入れている。自分で考え行動できるよう育ててきた子どもたちは大学生と高校生に。上2人は最近、アルバイトをして自分たちで家賃を支払い自活するまでに成長し、頼もしく感じている。

カラダコレクションズ公式ホームページ：https://karacolle.com/

2018年1月に立ち上げた「カラダコレクションズ」では、コロナ禍の前からオンラインでの体のセルフケア・食事の指導を始めていました。現在、マンツーマンで指導している生徒さんは13人。基本は週1回、生徒さん一人ひとりの好きな曲に合わせ、1分間程度の体ケアの動画を作って「1週間これで頑張りましょう！」と渡すスタイルです。基本的に食事制限はなし。

▲生徒さんの好きな曲に合わせ作成した、カラダケア動画をプレゼントしている

とはいえ、生徒さんが体重計に乗ると、体重、体脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪、水分量、骨量、筋肉量などがそのままSumireさんのスマホに届くアプリを導入しているから……常に意識を高く取り組むことができるそう。

「何でもそうですが、好きなことなら続けられる。だから、好きな曲を聞いて、楽しく運動できるようにその人向けに動画をプレゼントすると、1日に何回もやれるから結果がすぐに表れます。『先生にわざわざ作ってもらったのに、やらないと怒られる』と思うのかもしれませんが（笑）。お子さんが好きな曲で、親子で取り組んでいる方もいます。

食事指導も、何を食べたらやせる、というのではなく、自分の体に何が必要か考えて、という指導です。毎日の数字を見れば、食べているもの、生活習慣が全部わかります。子育てと一緒で、教えすぎないのが、私のセルフケア。その代わり、結果が数値に出てきたら、ものすごくほめます！　数字は、嘘はつきません。今まで何をやってもやせなかったという人も、すぐに4～5㎏やせますね」

硬い体でも楽にできる運動で、柔軟性・血流・代謝がアップ

体のセルフケアの方法は、Sumireさんが考案した「エイトケア」が中心。エイトケアは、腕や足を使って8の字の動きを8カウントずつ、座って4ポーズ、立って4ポーズの計8ポーズを行うだけ。太っている人、体が硬い人、ひざが痛む人でも簡単にできるうえ、これだけで柔軟性が上がり、血流も良くなり、代謝もアップするといいます。

カラダコレクションズでは、エイトケアの講師育成も行っていて、さまざまなジャンルのカラダケアの先生たちもスキルアップの場として、学んでいるそう。

「ヨガをしたいのに硬くてできないという人が多く、学んできた肩関節・股関節の可動域を広げるジョイントケアを発展させて、エイトケアを作りました。とにかく体が硬くて動くとつらいという方も、エイトケアをやると全員、前屈ができるようになるんですよ！」

オンラインレッスンをスタートして半年。「運動したくない、動きたくない、ぽっちゃり体型だった」という40～60代のメンバー6、7人が、なんと6月からランニングチームに入ったとか。目標は、12月の幕張マラソン10キロコース。まさに、「カラダが変わればココロも変わる！」ですね。

「カラダコレクションズは『自分のカラダは、好きですか？』をタイトルにしていますが、今、うちのメンバーは『好き』に変わっています。初めは怖かった体重計が、今はゲームのように楽しくて毎日乗っちゃう。自分の体が好きになってくると、ココロも満たされてくる。『なんかやせたね』『きれいになったね』って言ってもらえるから、より肌つやも良くなって表情も良くなる。うれしいから体ケアもまた頑張る。いい循環になっています」

千葉にはSumireさんをはじめ、元気なパワフルママがいっぱい。「新しいママ団体を立ち上げたママコレクションズのメンバーもいます。ビジネスに関する勉強会を開いたり、ママの活動をサポートしてくれる地域メディアが、船橋にも千葉にもあります。あとは自分次第」とSumireさん。

「ママたちに伝えたいのは、まずは体を整え、自分の体に自信を持つことです。必ず親と子はつながっているので、ママが自分を大切にしないと、子どもも自分のことを大切にできません。もし、子育てとやりたいことの両立で悩んだら、『こういうことをやりたいんだけど、あなたはどう思う？』と、子どもや旦那さんに聞いてみる。相手のココロをヒアリングして、一緒に『どうしていこうか』って考えていくこと、そこから始めてみませんか」