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ビルトインガレージで後悔した5つの事例|後悔を避けるための対策法

2021.09.06 (月)

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ビルトインガレージとは、建物内部に組み込んだ車やバイクを駐車できるスペースのことです。会社によってはインナーガレージと呼ぶケースもあり、ビルトインガレージのある住宅は「ガレージハウス」とも表現されます。ガレージハウスにはさまざまなメリットがある反面、後悔する事例もあるため、正しい知識を理解した上で設置するかを決めましょう。

この記事では、ビルトインガレージを作って後悔した事例と対策を解説します。夫婦や家族にとって心地良い住まいを作り、幸せな生活を実現したい人はぜひ参考にしてください。

目次

  1. ビルトインガレージの利点
  2. ビルトインガレージで後悔した5つの事例|各対策法も
    1. ガレージ部分が狭くて選べる車種が狭まった
    2. エンジン音やシャッター音がうるさかった
    3. 費用が想像以上にかかった
    4. 排気ガスがガレージ内に充満した
    5. 間取りが制限されため生活しにくかった
  • まとめ

1.ビルトインガレージの利点

ビルトインガレージの大きな利点は、愛車を楽しむための専用空間を確保できることです。ガレージ内で愛車を眺めたりタイヤやホイールをカスタマイズしたりして、カーライフを楽しめます。そのほかにも、ビルトインガレージを作ることには、以下の3つの利点があります。

〇雨や風から車を守ることができる

ビルトインガレージにはシャッターやドアが付属するため、雨や風、雪などから愛車を守ることができます。いたずらから愛車を守る働きも期待され、防犯性を高めることが可能です。

〇荷物の出し入れがしやすい

ビルトインガレージを作って車と居住スペースの距離を近づけると、荷物の出し入れがスムーズです。小さな子どもや高齢者と暮らしている方、多くの荷物を持ち歩く機会の多い方にとっては便利に使えるでしょう。

〇固定資産税を安くすることができる

一定の条件を満たすビルトインガレージの床面積は、延床面積から除外されます。そのため、毎年発生する固定資産税の軽減が可能です。ただし、ビルトインガレージの設備や広さによっては固定資産税を軽減できないケースがあるため、注意しましょう。

また、ビルトインガレージの使用用途は、駐車場に限りません。趣味を楽しむ部屋や収納スペースとしてビルトインガレージを使えば、理想の暮らしを実現できます。いわば、ビルトインガレージは大人のための秘密基地です。駐車スペースとしてだけではなく、多様な方法で利用できることは、ビルトインガレージならではの魅力といえます。


2.ビルトインガレージで後悔した5つの事例|各対策法も

ビルトインガレージにはさまざまなメリットがあるものの、利点のみにとらわれて家づくりを進めることは、後悔を招いてしまう可能性があります。ビルトインガレージを作って後悔した事例を活用し、住宅の設計を決めることが、失敗のリスクを防ぐためのポイントです。

以下では、ビルトインガレージを作って後悔した体表的な事例・パターンと対策法を紹介します。

2-1.ガレージ部分が狭くて選べる車種が狭まった

ビルトインガレージが狭すぎると、とめられる車種や車の数が限定されます。設計当初の車のサイズに合わせて広さを決めると、「コンパクトカーからファミリーカーに買い替えたいが、ビルトインガレージに入らない」などの状況に陥りがちです。

また、買い替え後の車をとめることはできても、余剰スペースが制限されると、使い勝手に支障が出ることになります。「車のドアを大きく開くと、ビルトインガレージの壁にぶつかってしまう」といった状況では、伸び伸びとカーライフを楽しめません。

対策
ビルトインガレージを作る際には将来的なライフプランまで考慮して、広さや構造を決めるとよいでしょう。「家族構成が変化した場合、どのような車に乗るか」「車の保有台数が増える可能性はあるか」まで考慮して設計すると、失敗するリスクを軽減できます。

2-2.エンジン音やシャッター音がうるさかった

ビルトインガレージの構造上、夜中にエンジンをかけると、住宅スペースに響いてしまうことがあります。エンジン音によって子どもが起きる・高齢者の睡眠を邪魔するなどの影響が出てしまい、後悔するケースは少なくありません。

さらに、シャッターの開閉音は周辺にも響くため、近所トラブルに発展するリスクもあります。早朝や深夜の騒音はとくに近隣住民の反感を招きやすく、配慮を要する問題です。

対策
住宅スペースの音問題は、間取りを工夫することで、改善できるケースがあります。車を出し入れする時間帯や家族の生活スタイルも考慮し、快適な間取りを考えてください。音に敏感な家族がいる場合は、ビルトインガレージから離れた位置に個室を作る方法もよいでしょう。近所に対する音問題は、静音仕様のシャッターを選ぶことで改善が可能です。一般的には電動シャッターのほうが手動タイプより音が静かで、近所トラブルに発展しにくい種類といわれています。

2-3.費用が想像以上にかかった

たとえシンプルなビルトインガレージでも、まとまった費用を要します。自分自身の理想を追求するあまり、多くの設備を設けることは、想像以上に費用がかさむ原因です。

維持費用に関しては、ゆとりを持った広さのビルトインガレージを作った結果、固定資産税が高くなることもある点に注意しましょう。固定資産税は毎年発生するコストであるため、できる限り安く抑えることが理想です。固定資産税の支払いが家計を圧迫する状況に直面すると、「このようなはずではなかった」という感情を抱いてしまうことがあります。

対策
家族全員の希望を考慮してビルトインガレージにかけられる費用を決定し、予算内で収まる設計・設備を検討しましょう。固定資産税の負担を抑えるためには、ビルトインガレージの面積が住宅総面積の5分の1を超えないように設計する必要があります。住宅総面積の5分の1以下に抑えることで、ビルトインガレージの床面積を延床面積から外し、固定資産税評価額を下げることが可能です。

2-4.排気ガスがガレージ内に充満した

ビルトインガレージは、基本的に排気ガスが充満しやすい構造です。寒い時期に暖機運転で車内を温める際、ビルトインガレージ内部に排気ガスが充満すると、一酸化炭素による健康被害を引き起こすリスクがあります。

排気ガスの充満によってビルトインガレージの壁やシャッターが汚れることも、大きなストレス要素です。マフラーの後ろにあたる部分に黒い頑固な汚れがつくと、メンテナンスを面倒に感じてしまうことがあります。

対策
排気ガスの充満を防ぐためには、大型の換気扇を設置する対策が有効です。大型の換気扇を空気の流れやすい場所に設置すると、効率的に排気ガスを追い出せます。換気扇以外の方法で対策したい場合は、ビルトインガレージの設計を工夫し、自然換気できる仕組みを作る方法がおすすめです。

2-5.間取りが制限されたため生活しにくかった

ビルトインガレージのスペース確保のため、他の居住スペースの配置を考える際とき自由度が下がることがあります。ガレージと居住スペースに移動する場合、階段の上り下りする必要があります。

また、疲れて帰宅した後に階段を上り下りすることは、健康な人にとってもストレスです。「ビルトインガレージをなくしたい」と感じてもリフォームを簡単に行うことは難しく、我慢を強いられるケースがあります。

対策
主な生活空間にあたるリビングダイニング・ビルトインガレージの両方を1階に設置できる広さの敷地を購入すれば、移動に伴うストレスを軽減できます。予算に余裕があればホームエレベーターを設置する対策もよいでしょう。

まとめ

この記事では、ビルトインガレージのメリットやデメリット、作るときの注意点を解説しました。ガレージハウスに憧れる人は多く、夢の広がる設計である反面、注意点を守って設計しないと、後悔するリスクがあります。

ワールドハウスは、千葉県・茨城県の地域密着スタイルで経営し、「建ててよかった」と思える住宅づくりを応援する会社です。千葉県・茨城県でこだわりの住宅を建てたい人は、ぜひワールドハウスにご相談ください。

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