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ヒノキの強度は?ヒノキが強いといわれる理由とは?

2022.09.13 (火)

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家を建てるうえで、「木材としてのヒノキがの魅力は、どういった部分にあるのか?」また「ヒノキの強度は強いのか?」といった内容について紹介します。

家づくりにあたり、ヒノキや木材について調べる方は、ぜひチェックしてみてください。

ヒノキは、日本の太古から建築用の木材として使用されており、特に社寺建築に重宝され、高級な建築材として扱われてきました。

また、耐久性や保存性にも優れており、法隆寺に使用されているヒノキは、1300年経った今でも伐採時と同じ強度と言われているほどです。

当記事では、そんなヒノキについて、ヒノキの特徴・魅力や、ヒノキの強度について詳しく解説します。

目次
1.ヒノキとは?家を建てるうえでのヒノキに魅力
2.ヒノキの強度は?他の木材と比較して強い?
まとめ

1.ヒノキとは?家を建てるうえでのヒノキの魅力

ヒノキは、ヒノキ科ヒノキ属に属する木材で、常緑針葉場樹に一種です。

日本書紀において「ヒノキは宮殿用、スギとクスノキは舟用、マキは棺桶用に使う」といったような趣旨が書かれており、

法隆寺や薬師寺、伊勢神宮をはじめ、神社や仏閣の建築材にヒノキが使われているのは、この言い伝えがあるからと考えられています。

そんなヒノキの魅力は、やはり耐久性や品質の面で世界最高レベルの建築材である点でしょう。

ヒノキは水に強い性質から、雨風にもしっかりと耐える木材なので、建物の土台造りに適しています。

また、人をリラックスさせるような香りをリ持ち、抗菌効果・消臭効果もあるされています。

他にも、ヒノキは不朽菌やシロアリにも強い木材である点が特徴です。

仕上がったヒノキ材は光沢がありとても美しいので、建築材だけでなく、ひしゃくや桶、枡、まな板、…といった日用品や、

ヒノキ風呂など、多くのものに使用され、ふるくから愛されてきました。

2.ヒノキの強度は?他の木材と比較して強い?

ヒノキの強度は高く、スギやトドマツ、エゾマツなどと比較しても、曲げや圧縮時強さの値が高いことが知られています。

一方で、どの樹種があっても強度ほ均一ではないので、選んだ木によっては、スギのほうが強度が高い場合もあります。

しかし、平均するとヒノキのほうが強いので、一般的には「ヒノキの強度は(スギよりも)高い」と言われています。

また、ヒノキは経年劣化にも強い点が特徴です。

ヒノキは伐採されてから200年の間強度が高くなり、その後1000年をかけて、ゆるやかに強度が下がっていくと言われています。

そのため、1000年経っても、伐採時と同じ強度を保っているのです。
例えば同じ建築材である「鉄筋コンクリート」の耐久年数は

30~50年ということを考えると、いかにヒノキの耐久性が優れているかが分かります。

また、木材と鉄を加熱した際の実験でも、ヒノキは鉄に比べて火に強い(強度低下がゆるやかに)とされています。

単純に木の硬さ自体でいえば、アカシア・ケヤキ・ブナ・カラマツ・ツバキといった木ほうが強度が高いものの、

建築木材としては、やはりヒノキがトップといえるでしょう。マツも建築木材としては使われることがあると考えると、

マツのほうがヒノキよりも強度自体は高いと言われますが、

マツは木材に狂いが生じやすい・曲がりも強いので加工しにくい、といった理由があり、

建物にはヒノキやスギほどは使用されていません。

まとめ

ヒノキは、外側部分は肌色、心材部分は薄ピンク色をしており、芳香剤や耐久性に優れています。

強度だけでなく、湿気やシロアリに対しても、ヒノキはスギよりも強いと言われれていることから、日本の住宅でも多く使用されています。

また、ヒノキは木目も美しく、長年使うことで表面につやや独特の風味が現れます。時代を超えて愛せれているヒノキ。

ぜひお家づくりの建築木材として、使ってみてはいかがでしょうか?

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