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テレビ上の窓はどうすべき?眩しくならない適切なレイアウトとは

2022.03.28 (月)

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テレビ上に窓があると室内が明るくなるだけでなく、テレビを見ている間も外の景色が見えてリラックスできます。しかし取り付け方を間違えると、日航が入りすぎて眩しくなったり、かえってテレビが見えにくくなったりする恐れがあります。一度取り付けると窓の大きさ・位置の変更は難しいため、施工前の段階で慎重に決めることが大切です。

当記事では、テレビ上に取り付けられる窓の種類や、方角別のレイアウト例内度について解説します。

目次

1.テレビ上に取り付けられる窓の種類・デザイン

2.テレビが見えにくくなる窓の条件

3.【方角別】テレビ上の窓のレイアウト例

  3-1.南側にテレビを置く場合

  3-2.東側にテレビを置く場合

  3-3.西側にテレビを置く場合

  3-4北側にテレビを置く場合

4.テレビ所の窓にカーテンは必要?

・まとめ


1.テレビ上に取り付けられる窓の種類・デザイン

テレビ上に窓を取り付ける際、よく採用されるデザインは次の通りです。

・横長のFIX窓

FIX窓は、壁面や天井にはめ込まれる採光用の窓で、「はめ殺し窓」をも呼ばれます。さまざまなデザインの窓を取り付けられるほか、1枚のガラスでできていることにより開放感が大きくなります。ただし換気用の窓ではないため開閉できず、高い位置にある場合は窓の外側の掃除に手間がかかるでしょう。

・横長の引き違い窓

受託やオフィスなどで多く採用されている引き違い戸は、複数の窓を横へスライドさせて開閉する窓です。通気性が良いうえに窓を開ける幅を調整しやすく、開平用の空間を設ける必要もありません。引き違い窓を開けると窓ガラスが重なるため、内側から外側へ掃除することがやや難しいといえます。

・横長の突き出し窓

突き出し窓は、窓枠の上辺で窓を固定し下辺を外へ押し出して開ける窓です。開けた窓が庇のような形状になるため、雨の日に窓を開けていても内側が濡れることはほとんどありません。また、すりガラスなどの場合外からの視線をあまり気にせず窓を開けることができます。しかし風通しは他の窓よりやや劣り、隣り合う建物通しが近接している場合は開けた窓が外壁にぶつかる恐れもあります。

・二連・三連の上げ下げ窓

上げ下げ窓は、縦に並んだ複数のなどを垂直にスライドさせて開閉する窓です。上下の窓を動かせるタイプの上げ下げ窓は特に通気性がよく、また外から侵入しにくい形状のため防犯対策としても有効です。しかし、窓の位置によっては掃除がしにくい他、窓が重い場合は開閉しづらくなることがあります。


2.テレビが見えにくくなる窓の条件

テレビのすぐ後ろに窓があると、日中は逆光でテレビが見えにくくなります。加えて、直射日光や結露などがテレビの故障の原因となりやすい点にも注意が必要です。一方、窓と向かい合わせにテレビを置いた場合は、日差しがテレビに反射し見えにくくなります。

テレビ上に窓をつけたい場合は、日差しの角度やテレビの高さを考慮しながら位置や大きさを考えることが重要です。テレビ上の窓がテレビから少し離れている場合、季節・時間帯やテレビと人の距離によっては一時的に逆光が気になることはあります。しかし、大きな窓でなければ長時間逆光を気にする必要はないでしょう。


3.【方角別】テレビ上の窓のレイアウト例

テレビと窓の適切な位置関係は、テレビを置く方角や間取りによって異なります。また家族の行動パターンやテレビをよく見る時間帯、そして周辺環境もテレビをよく見る時間帯、そして周辺環境もテレビと窓の配置に関係します。方角に合わせたテレビ上の窓のレイアウト例、そしてテレビ上の窓を取り付けるときに注意したいポイントは次の通りです。

3-1.南側にテレビを置く場合

南向きの壁に窓を取り付けると、朝から夕方まで長時間日差しが差し込みます。また太陽の高度が低い冬は部屋の奥まで日差しが入り、ほかの移設には気にならなかった逆行を眩しく感じることもあります。南側にテレビを置いてテレビ上の窓を取り付ける場合、特に冬の日差しの入射角度を考慮しながら窓の幅や高さを決めるとよいでしょう。ソファに座った時の目線に合わせて一般的な家庭用液晶テレビを置く場合、テレビ上の横長窓を床から2m以上離すことで逆行が気になりにくくなります。同じ条件でテレビの両サイドに縦長窓を取り付けたい場合は、てれびのちゅうしんからそれぞれ1.2m以上離すとよいでしょう。最適な窓のレイアウトは壁の正確な方角や地域などによって異なるため、専門家と打ち合わせながら決めると安心です。

3-2.東側にテレビを置く場合

東向きの壁側にテレビと窓がある場合、午前中に眩しさが気になる可能性はあります。しかし、「とりあえず朝はテレビでニュースを見るが、じっくり見ることは少ない」という人も少なくありません。また、すっきり目覚めるために朝日を室内へ取り入れたいという人もいます。朝の眩しさがあまり気にならない場合や朝の採光を重視したい場合は、やや幅広の横長窓を検討するとよいでしょう。

午後はテレビ上の窓から日差しがほとんど入らず、西側の窓からの日差しなどがなければ快適にテレビを見ることができます。東側へのテレビ設置は、昼すぎから夕方にかけてテレビをよく見る人にもおすすめです。

3-3.西側にテレビを置く場合

西向きの壁に窓を取り付けると午後から夕方にかけて眩しさを感じやすく、夏は室内が暑くなる恐れがあります。また、西日は高度が低く庇や上階のバルコニーなどに遮られにくいことも特徴です。

しかし間取りや立地によっては、西側の壁に窓を取り付けないと風通しが悪く暗い部屋になることがあります。西側の壁にテレビを置いてテレビ上に窓を取り付けたい場合は、なるべく幅の狭い横長窓を高い位置に取り付けることをおすすめします。窓を高くすると、強い西日を避けやすく、外からの目線も届きにくくなるためです。

3-4.北側にテレビを置く場合

北向きの窓から直射日光が入ることはほとんどありません。そのため、北側の壁のテレビ上に幅広の横長窓や二連・三連窓を取り付けてもテレビの見やすさにはあまり影響しないでしょう。

ただし、南側に大きな掃き出し窓などの大きな窓がある場合は、日差しの反射光でテレビが見えにくくなる恐れがあります。日本では南向きのリビングを望む人が少なくないものの、室内の日当たりだけでなくテレビのレイアウトなどもじっくり考えながら間取りを決めることが大切です。


4.テレビ上の窓にカーテンは必要?

テレビ上の窓にカーテンを取り付けると、眩しさを軽減できます。高さや方角に関係なく使え、眩しさやプライバシーが気になるときだけカーテンを閉めることも可能です。テレビ上の窓におすすめの主な日よけは、次の通りです。

・ロールスクリーン

ロールスクリーンは、ひもを引いてロール状の布を上げ下げするタイプのカーテンです。見た目がすっきりしており、さまざまなテイストの部屋になじみやすいことが特徴です。また、凹凸が少ないため簡単に掃除できます。

・ブラインド

ブラインドは、細長い羽が横または縦方向に何枚も重なった目隠しです。羽の角度を変えるとブラインドを閉めたままで換気ができ、使わないときはひもを引いて羽をまとめておけます。特にウッドブラインドは、ナチュラルテイストの部屋や和室にもなじみやすく人気です。

・シェードカーテン

ひもを引いて布製のカーテンを上げ下げするシェードカーテンは、正式にはローマンシェードと呼ばれます。使い方はロールスクリーンやブラインドと似ていますが、収納時に布が巻き上げられず折りたたまれることが特徴です。生地の種類が豊富なため、室内の家具やファブリック類などとコーディネートしやすいでしょう。

・カフェカーテン

カフェカーテンは、小さい窓などに取り付けて使う短めのカーテンです。目隠しと装飾の役割を兼ねており、二連・三連窓などに取り付けるとかわいらしい雰囲気となります。シェードカーテンと同様に生地の種類が多く、同じ生地でもギャザーの寄せ方やカーテンの丈によって印象が変わるため、インテリアを楽しみたい人におすすめです。


まとめ

テレビ上に小さな窓を取り付けると、明るさや眺望を確保しつつテレビを見ることができます。テレビの見え方はテレビ上の窓だけでなくテレビの反対側の窓によっても変わるため、設計段階で部屋全体の窓の配置やテレビの設置場所をよく検討することが大切です。

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