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建売住宅と注文住宅は何が違う?どちらを選ぶべきか特徴を比較!
2022.03.05 (土)
スタッフブログ

戸建てマイホームを購入する際は、主に「建売住宅」か「注文住宅」からひとつを選択します。同じ戸建て住宅でも、建売住宅と注文住宅では特徴や向いている人・向いていない人が大きく異なるため、双方の違いをきちんと把握したうえでベストな選択をすることがおすすめです。
そこで今回は、建売住宅と注文住宅の違いやメリット・デメリットを徹底的に紹介します。最後に建売住宅と注文住宅それぞれに向いている人も説明するため、戸建てのマイホーム購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
目次
1.建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅と注文住宅の細かな違いを見る前に、まずは双方の主な概要を把握しておきましょう。
建売住宅とは、土地と住宅がセットで販売された住宅のことです。間取りや設計があらかじめ決まっているケースが多く、広い土地を複数の区画に分けて概ね似たような設計の住宅が建てられます。
一方で、注文住宅は土地探しから設計までのすべての工程において、自分たちで選択して建てる住宅のことです。建築基準法などによる制限を守ったうえで、間取りや設計を自由に決められます。
建売住宅と注文住宅には、さらに設計・費用・期間において異なる特徴があることを留意しておきましょう。ここからは、建売住宅と注文住宅の各項目における違いを詳しく解説します。
1-1.設計:自由度が高いか低いか

建売住宅は土地が決められており、間取りや内装もあらかじめ設計されているケースが大半です。間取りや広さを自由に変えることはできませんが、壁・床の塗装色を変更する、キッチンに食器洗い乾燥機を備え付けるなど軽微な変更は、未完成の建売住宅に限り可能となっています。
一方で注文住宅は、自由設計が可能であるためどの住宅タイプよりも設計の自由度が高いことが特徴です。広さや間取りはもちろん、住宅の外観やタイプもすべて一から自由に決めることができ、こだわりの住宅をつくれます。
1-2.費用:コスト重視かグレードを高めるか

建売住宅は、設計の自由度の低さから比較的安く販売されている傾向です。地域や広さによっても異なるものの、全体的にコストを抑えられるでしょう。
一方で、注文住宅はかける費用の自由度が高いことも特徴です。注文住宅は大きなコストを要するというイメージがありますが、コストを抑えた設計をすれば建売住宅と同様もしくはそれ以下の建築費用で家づくりができるでしょう。反対に、費用をかけて工事内容やプランにこだわり、グレードアップすることも可能です。
1-3.期間:引き渡しまで短いか長いか

建売住宅を購入する場合は、ある程度の希望条件と予算を整理して物件探しをしたのち、購入申し込み・住宅ローン申し込みを経て正式契約へと進み、物件の引き渡しがされます。未完成物件の場合は4か月程度が必要ですが、完成済み物件であれば1か月程度での引き渡しも可能です。
一方で、注文住宅は不動産会社に相談して希望条件を満たした土地を探し、ハウスメーカー・工務店・設計事務所などに設計依頼をしたり、申し込み・契約を行ったりしたのち、建築会社・施工会社による建築を経て物件の引き渡しがされます。
土地選びから設計依頼までを自分たちで行う必要があるうえ、情報収集や設計士との打ち合わせがスムーズにいかないこともあるため、最低でも1年程度は必要だと思ったほうがよいでしょう。土地探しや設計でうまく話が進まなかった場合は、1年半からそれ以上の期間がかかる可能性も充分にあります。
2.【比較】建売住宅と注文住宅のメリット・デメリット

建売住宅と注文住宅にはそれぞれ特徴があり、特徴によってメリットに感じる部分・デメリットに感じる部分もあります。下記は、建売住宅と注文住宅それぞれのメリットとデメリットです。

建売住宅の大きな特徴は「シンプル・単純」であることです。あらかじめ決められた土地・設計の住宅を購入するため、手続きや費用がシンプルで購入しやすいことは大きなメリットとなるでしょう。その一方で、自由度が低まる点やこだわりの家づくりができない点はデメリットと言えます。

注文住宅の最も大きな魅力は、希望通りの家づくりができる点です。細部にわたり自分たちの理想を追及できることから愛着もわき、いつまでも「住みよい家」となるでしょう。その一方で、こだわるあまり予算がオーバーしやすく、検討に時間がかかって引き渡しまでに1年以上の期間を要しやすい点に注意が必要です。
3.建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶべき?

前述のとおり、建売住宅と注文住宅にはそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶべきかは人によって異なります。住宅購入は一生に一度となるであろう大きな買い物なため、まずは将来の生活スタイルも考慮したうえでベストな方法を選択しましょう。
最後に、建売住宅が向いている人・注文住宅が向いている人それぞれの特徴を解説します。
3-1.建売住宅が向いている人
建売住宅が向いている人は、下記のとおりです。
- コストを抑えて住宅を購入したい人
- 時間・手間をかけずに住宅を購入したい人
- 完成した物件を実際に確認してから住宅を購入したい人
すべての項目がシンプルな建売住宅は、土地探しやデザイン設計などの手間を省けるため、なるべく建築コストを抑えられ、かつスムーズに入居したい人に向いています。
さらに、すでに完成している建売住宅の場合は実際に完成した物件を目で見ることできます。住み始めたあとに「思っていたのと違った」といった仕上がりにおける後悔リスクを抑えることが可能です。
なお、設備の性能アップなど軽微な変更を行いながら、なるべく自分たちのこだわりを追及したいという場合は未完成物件が適切と言えるでしょう。未完成物件であれば、軽微な変更も低コストで簡単に行えます。
3-2.注文住宅が向いている人
注文住宅が向いている人は、下記のとおりです。
- 土地のみ所有している人
- 建て替えをしたい人
- 間取りや外観・内観デザインに強いこだわりのある人
注文住宅は自分たちで自由に設計できるという特徴をもっているため、時間をかけてでもこだわりに追及した家づくりがしたいという人には最も向いています。さらに、注文住宅はすでに土地を所有している人や住宅の建て替えをしたい人にもおすすめで、土地がある場合は土地代を抑えることが可能です。
注文住宅は好きな土地に好きな住宅を建てられるため、予算はオーバーしやすいことが難点であるものの、土地・設計において希望にぴったり沿った建売住宅は概ねないと言っても過言ではありません。
一生住み続ける家だからこそ、きちんとこだわりたいという人も多いでしょう。こだわらない点には予算を割かないという選択肢も可能であるため、まずは自分たちのこだわりに沿った建売住宅と注文住宅の費用感を比較し、充分に検討することをおすすめします。
まとめ
建売住宅とは、土地と住宅がセットで販売された住宅のことです。そして注文住宅は土地探しから設計までのすべての工程において、自分たちで一から選択して建てる住宅を指します。
建売住宅と注文住宅には、さらに設計・費用・期間において異なる特徴をもっています。建売住宅には細かなメリットが多数あるものの、注文住宅は理想やこだわりに追及した家づくりができるという点が大きな魅力となるでしょう。
特徴やメリット・デメリットの内容が違えば、適している人も異なります。今後のライフスタイルの変化もふまえ、どちらがベストなのかをきちんと考えることがおすすめです。
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