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【注文住宅】木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの特徴|工法・メリットも

2022.02.18 (金)

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注文住宅を建てるときは、住宅の構造を決めておくことが重要です。住宅の構造は、使用する建材によって種類分けがされています。大きく分けて木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの3種類です。

中でも木造と鉄骨造は広く使用されている建材であり、工法もいくつか存在します。注文住宅は木造がよいか鉄骨造か、悩んでいる人は少なくありません。本記事では、注文住宅の木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの特徴と主な工法、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

目次

  1. 木造住宅とは?
    1. 木造住宅の主な工法
    2. 木造住宅のメリット・デメリット
  2. 鉄骨造住宅とは?
    1. 鉄骨造住宅の主な工法
    2. 鉄骨造住宅のメリット・デメリット
  3. 鉄筋コンクリート造住宅とは?
    1. 鉄筋コンクリート造住宅のメリット・デメリット
  4. まとめ

1.木造住宅とは?

木造住宅とは、土台・梁・柱といった構造体に木材を使用した住宅のことです。木造住宅の木材は、ヒノキ・スギ・ヒバ・ベイマツなどが採用されます。

日本では古くから建造物の構造材として木材が使用されており、現代でも木造住宅は人気があります。下記の表は、令和2年度における新設住宅のデータから、木造住宅と非木造住宅の戸数を抜き出したデータです。

住宅構造戸数
木造住宅469,295戸
非木造住宅346,045戸

出典:国土交通省「建築着工統計調査報告(令和2年計分)」

新設住宅の半数以上が木造住宅で建てられており、現代においても日本の住宅は木造住宅が主流であることが分かります。

以下では、木造住宅の主な工法とメリット・デメリットを解説します。

1-1.木造住宅の主な工法

木造住宅の主な工法は、木造軸組工法・木造枠組壁工法・木質ラーメン構造の3種類です。

木造軸組工法
木造軸組工法とは、基礎の上に土台を乗せて柱を立てて、基礎に対して水平に梁を渡して住宅の骨組みを作る工法です。壁となる部分には筋交いを入れて補強します。

木造軸組工法は、日本古来の伝統工法を簡略化し、現代的に発展させた工法です。木材同士を継手や仕口に加工して組み合わせ、補助金物で接合します。

木造枠組壁工法
木造枠組壁工法とは、角材で作った枠組みに合板を打ち付けてパネル化し、床・壁・天井をパネルで組み立てる工法です。

木造枠組壁工法は北米から伝わった工法です。2×4インチや2×6インチの角材でパネルを作るため、ツーバイフォー工法またはツーバイシックス工法とも呼ばれます。

木質ラーメン構造
木質ラーメン構造とは、ラグスクリューボルトや鋼板を使用して、柱と梁が一体化できるように剛接合する工法です。

木質ラーメン構造は、柱・梁だけで強固な骨組みを作ります。ラーメンとは、ドイツ語で「額縁」を意味する言葉です。

1-2.木造住宅のメリット・デメリット

木造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

木造住宅のメリット
・高い調湿性能や断熱性能を持っている
・鉄骨やRC造に比べ木材は安価な建築資材であり、建築費用を安く抑えられる
・木材は軽量で、地盤にかかる負荷を抑えられる
・木の温もりを感じられる家を建てられる

調湿性能や断熱性能に優れた木造住宅は、日本の気候に合った住宅です。梅雨の湿気や暑い夏・寒い冬も、木造住宅であれば快適に過ごせます。

木造住宅のデメリット
・法定耐用年数が22年と短い
・火災保険料が高くなりやすい
・シロアリ防除などの維持費用がかかる

ただし法定耐用年数は資産の減価償却期間に関わる単語であり、住宅の寿命や耐久性能とは関係ありません。木造住宅の寿命は22年よりも長いとされています。


2.鉄骨造住宅とは?

鉄骨造住宅とは、梁・柱といった構造体に鉄骨を使用した住宅のことです。鉄を意味する英語の「Steel」から頭文字を取り、「S造」とも呼ばれます。

鉄骨造住宅にはいくつかのメリットがあるものの、日本では木造住宅ほどに一般的な住宅構造ではありません。下記の表は、令和2年度における新設住宅のデータから、木造住宅と鉄骨造住宅の戸数を比較したデータです。

住宅構造戸数
木造住宅469,295戸
鉄骨造住宅118,864戸

出典:国土交通省「建築着工統計調査報告(令和2年計分)」

木造住宅の戸数と比較して、鉄骨造住宅の戸数は3分の1以下です。一方で、工場で部材を製作して組み立てるプレハブ住宅では、鉄骨造住宅が広く採用されています。

以下では、鉄骨造住宅の主な工法とメリット・デメリットを解説します。

2-1.鉄骨造住宅の主な工法

鉄骨造住宅の主な工法は、軽量鉄骨造・重量鉄骨造・鉄骨ラーメン構造の3種類です。

軽量鉄骨造
軽量鉄骨造とは、厚さ6mm未満の軽量鉄骨を構造材として、建造物を建てる工法です。

軽量鉄骨造は、鉄骨造住宅の中でも比較的重量を軽く抑えられることが特徴です。一戸建てを鉄骨造住宅で建てるときは、一般的に軽量鉄骨造が採用されます。

重量鉄骨造
重量鉄骨造とは、厚さ6mm以上の重量鉄骨を構造材として、建造物を建てる工法です。

重量鉄骨造は、軽量鉄骨造よりも強度や防音性能が高いことが特徴です。マンションやビルなどの高層な建造物を建てるときに、重量鉄骨造が採用されます。

鉄骨ラーメン構造
鉄骨ラーメン構造とは、柱と梁に重量鉄骨を使用して、接合部を溶接などによって剛接合する工法です。

鉄骨ラーメン構造は骨組みがしっかりしており、柱と柱の距離を長く取ることができます。柱のない間取りの自由度が高い空間を作るときに採用される工法です。

2-2.鉄骨造住宅のメリット・デメリット

鉄骨造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

鉄骨造住宅のメリット
・鉄骨は工場で生産されるため、品質が安定している
・鉄骨は強度があり、耐久性能の高い住宅を建てられる
・火災保険料が安い
・シロアリなど害虫被害に強い

鉄骨造住宅はシロアリ被害に強いものの、完全に防げるわけではありません。鉄骨造住宅であっても主要構造部分以外には木材を使用するケースが多く、住宅環境によってはシロアリが発生する可能性もあります。

鉄骨造住宅のデメリット
・基礎工事費用や鉄骨の運搬費用が高くなり、建築費用が膨らみやすい
・地盤が弱い土地では、地盤補強工事が必要になる
・鉄骨は通気性が悪く、結露で錆びる恐れがある

鉄骨の錆を防ぐ方法としては、鉄骨の表面を塗装したり樹脂を貼ったり、メッキ加工を施したりすることが挙げられます。結露自体を防ぐために、建物に断熱対策を施すことも重要です。


3.鉄筋コンクリート造住宅とは?

鉄筋コンクリート造住宅とは、鉄筋入りのコンクリートを構造材に使用した住宅のことです。補強されたコンクリートを意味する英語の「Reinforced Concrete」から頭文字を取り、「RC造」とも呼ばれます。

鉄筋コンクリート造はもともとマンション建設で使用されていたものの、近年は一戸建てでも鉄筋コンクリート造を採用するケースが増えました。下記の表は、令和2年度における新設住宅のデータから、木造住宅と鉄筋コンクリート造住宅の戸数を比較したデータです。

住宅構造戸数
木造住宅469,295戸
鉄筋コンクリート造住宅221,818戸

出典:国土交通省「建築着工統計調査報告(令和2年計分)」

木造住宅の戸数と比べて半分以下ではあるものの、鉄筋コンクリート造住宅を選ぶ人は少なくありません。

鉄筋コンクリート造の主な工法は、以下の2種類です。

ラーメン構造
ラーメン構造は、鉄筋コンクリートで柱・梁を作り、各接合部を剛接合する工法です。
壁式構造
壁式構造は、鉄筋コンクリート製の丈夫な壁で住宅構造を支える工法です。

3-1.鉄筋コンクリート造住宅のメリット・デメリット

鉄筋コンクリート造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

鉄筋コンクリート造住宅のメリット
・デザイン性の高い住宅を建てられる
・遮音性能や気密性能に優れている
・耐震性能に優れている
・耐火性能に優れている

鉄筋コンクリートは、鉄筋を組んで型枠で囲み、コンクリートを流し込むことで作られます。木材や鉄骨と比べて、鉄筋コンクリートは形を自由に作れることが、デザイン性の高い住宅を建てられる理由です。

鉄筋コンクリート造住宅のデメリット
・建設費用が高い
・外気の影響を受けやすく、夏は暑く、冬は寒い住宅になる
・鉄骨造住宅よりも住宅の重量が重くなり、多くの土地で地盤補強工事が必要になる

鉄筋コンクリート造住宅の建設コストが高い理由は、コンクリートの施工技術を持った専門の職人が必要となるためです。


まとめ

住宅の構造は大きく分けて木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの3種類があり、工法によって建て方に違いもあります。

木造住宅は建築費用が他に比べ安く、木材が持つ調湿性能や断熱性能により暮らしやすい住宅を建てられることがメリットです。鉄骨造住宅や鉄筋コンクリート造住宅のメリットとしては、耐久性能の高さが挙げられます。ただし、どちらも建設費用が高くなり、地盤補強工事が必要なる点はデメリットです。

注文住宅は木造住宅が人気であり、主流の構造となっています。注文住宅を検討している人は、日本の気候に合った木造住宅を中心に、建てたい家の構造を考えてみてください。


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