千葉グルメを味わう
自分へのご褒美や特別な日には、やっぱり豪勢にお肉を食べたいですよね。すき焼きやしゃぶしゃぶは家族が盛り上がる代表的な料理ですが、お肉料理といえばやっぱり最初にステーキをイメージする方が多いのではないでしょうか。
今回は、レストラン級のステーキを自宅で焼ける、失敗しないステーキの焼き方をご紹介します!
おいしいステーキを焼くのに必要なもの
おいしいステーキを焼くためにぜひとも使いたいのが「鉄板」です。
鉄は熱伝導率が高いだけでなく、熱を維持する性質に優れています。そのため肉厚のステーキを鉄板に置いても鉄板の温度が下がらず、手早くしっかり火を入れられるのがメリットです。鉄板が厚ければ厚いほど蓄熱性能が上がり、料理をおいしく仕上げる「メイラード反応(※)」が起こりやすくなります。おいしそうな焼き目がつきやすいので、牛肉のステーキだけでなくグリルチキンなどあらゆる焼きもの料理に活用できるんですよ。
※メイラード反応とは、食品中のアミノ酸と糖が結びついて起こる反応です。お肉を焼いてできるおいしそうな焼き色が典型的です。
鉄板がなければ鉄製のフライパンでも構いません。形状を問わず「鉄で焼くこと」が重要です。テフロンではなかなか難しい、お店のような焼き加減を再現できるので、ぜひ鉄板や鉄のフライパンを使ってステーキを焼いてみてくださいね。
その他に必要なのはステーキ用の肉とアルミホイル、牛脂、塩コショウなどお好みの調味料だけです。牛脂はサラダ油やオリーブオイルで代用しても構いません。
ステーキのおいしい焼き方
それではいよいよステーキを焼いていきます。今回は和牛のサーロインでミディアムレアを狙います。もし筋があるようでしたら、あらかじめ包丁で筋を断ち切っておいてください。そうすれば肉が必要以上に縮まず、食感よく仕上がります。
肉に塩を振る
調理の30分前には肉を冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておきましょう。肉をあらかじめ常温に戻しておくのは、芯に火が通らず生焼けになったり、焼きムラになったりするのを防ぐためです。
塩とコショウは焼き始める直前に肉の両面に振ります。外国産の牛肉は水分が多い傾向にあるため、冷蔵庫から出してすぐに塩を振り、臭みを抜いておくのがいいでしょう。
肉を焼き始める
鉄板を強火でカンカンに熱したら弱火にし、牛脂(油)をひいて肉を焼き始めます。鉄板に肉をのせたら、あとは動かさず焼き色がつくまで置いておきましょう。火は弱火のままです。
肉を裏返す
焼き始めてからは、肉の側面に注目しましょう。焼き始めは上の写真のように、きれいな赤色です。火が通ってくると次第に変色してきます。側面の色が下の写真くらいにまで変わり、焼き面においしそうな焼き色がついたらひっくり返すタイミングです。
側面の色が変わっても肉の中には意外と火が通っていませんので、焦らずに焼きましょう。
裏面の焼き時間は、表面よりも気持ち少ない程度で構いません。裏面にもほんのりと焼き色がついたら肉を鉄板から引きあげ、アルミホイルで包んで保温します。あとは予熱で火が通るのを待つだけ。10分ほど置いておきましょう。
厚みが1cm程度の肉であればこれで完成です。倍くらいの厚みがある場合は15~20分ほど保温した後、もう一度表と裏を焼きましょう。
ソースを作る場合は、肉を焼き終わって保温している間に。鉄板に残った肉汁を使って作ります。砂糖、バルサミコを大さじ1/2程度入れ、小さじ2/1程度の醤油を混ぜて軽く煮詰めるだけでもおいしいソースができます。旬のフルーツの果汁などを加えるといっそうおいしくなりますよ。
ステーキを焼き終わったら、肉をお好みの厚さにカットしたり、ナイフとフォークを使ったりしてお召し上がりください。
千葉県はおいしい牛肉がたくさん!
実は千葉県は、おいしいブランド牛がたくさん生産されている牛肉の名産地です。日本の酪農が最初に始まった地とされる千葉県で特に有名なのは「かずさ和牛」でしょうか。かずさ和牛はネットでも通販できる高級な牛肉で、味も香りも一級品。特別な日やギフトにうってつけです。
その他、「みやざわ和牛」や「しあわせ満点牛」など、千葉県のブランドには見事な和牛が目白押しです。また、千葉にはネットで買えないようなローカルな牛肉や、地産地消により現地だけで食べられる希少な牛肉もたくさんあります。千葉県民だからこそ味わえる牛肉グルメをぜひご堪能ください。
千葉県のブランド牛については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。
まとめ
今回は、家庭でできるステーキのおいしい焼き方をご紹介しました。
ステーキは肉の厚みや使用する調理器具によって焼き方が変わるので、とても奥の深い料理です。強火で焼き始めて表面にしっかり焼き色をつけることを意識すると、うまくいきやすいですよ。
ステーキはレアからミディアムレアがおすすめです。ただし小さなお子さんや妊婦さん、免疫力が低下している方などがお召し上がりになる際は、しっかりと火を通してくださいね。
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